第3章 その他のプロビジョニングネットワーク設定手法
本項では、コンポーザブルネットワークを使用するルーティング対応のスパイン/リーフを取り入れるための、プロビジョニングネットワークを設定するのに使用できるその他の方法について説明します。
3.1. VLAN プロビジョニングネットワーク
以下の例では、director はプロビジョニングネットワークを通じて新たなオーバークラウドノードをデプロイし、L3 トポロジー全体にまたがる VLAN トンネルを使用します。詳細は、「図3.1「VLAN プロビジョニングネットワークトポロジー」」を参照してください。VLAN プロビジョニングネットワークを使用すると、director の DHCP サーバーは、任意のリーフに DHCPOFFER
ブロードキャストを送信することができます。このトンネルを確立するには、トップオブラック (ToR) リーフスイッチ間で VLAN をトランク接続します。以下の図では、StorageLeaf
ネットワークは Ceph Storage とコンピュートノードに提示されます。NetworkLeaf
は、構成する任意のネットワークの例を示します。
図3.1 VLAN プロビジョニングネットワークトポロジー