4.5. 仮想 IP アドレス用サブネットの設定
通常、Controller ロールは各ネットワークの仮想 IP (VIP) アドレスをホストします。デフォルトでは、コントロールプレーンを除き、オーバークラウドは各ネットワークのベースサブネットから仮想 IP を取得します。コントロールプレーンは、標準のアンダークラウドのインストール時に作成されたデフォルトのサブネット名である ctlplane-subnet
を使用します。
以下のスパイン/リーフのシナリオでは、デフォルトのベースプロビジョニングネットワークは ctlplane-subnet
ではなく leaf0
です。つまり、VipSubnetMap
パラメーターにオーバーライド用の値を追加して、コントロールプレーンの仮想 IP が使用するサブネットを変更する必要があります。
また、各ネットワークの仮想 IP がそのネットワークのベースサブネットを使用しない場合、VipSubnetMap
パラメーターにさらにオーバーライド値を追加して、director がコントローラーノードに接続する L2 ネットワークセグメントに関連付けられたサブネット上の仮想 IP を作成するようにしなければなりません。
手順
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spine-leaf-vips.yaml
という名前のファイルを作成し、そのファイルを編集します。 ファイルに
parameter_defaults
セクションを作成し、それぞれの要件に応じてVipSubnetMap
パラメーターを追加します。プロビジョニング / コントロールプレーンネットワークに
leaf0
を使用する場合には、ctlplane
の仮想 IP 再マッピングをleaf0
に設定します。parameter_defaults: VipSubnetMap: ctlplane: leaf0
複数の仮想 IP に異なるリーフを使用する場合には、要求に応じて仮想 IP の再マッピングを設定します。たとえば、以下のスニペットを使用して、すべての仮想 IP に
leaf1
を使用するようにVipSubnetMap
パラメーターを設定します。parameter_defaults: VipSubnetMap: ctlplane: leaf1 redis: internal_api_leaf1 InternalApi: internal_api_leaf1 Storage: storage_leaf1 StorageMgmt: storage_mgmt_leaf1
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spine-leaf-vips.yaml
ファイルを保存します。