3.3. director のインストール
director をインストールして基本的なインストール後タスクを行うには、以下の手順を実施します。
手順
以下のコマンドを実行して、アンダークラウドに director をインストールします。
[stack@director ~]$ openstack undercloud install
このコマンドにより、director の設定スクリプトが起動します。director により追加のパッケージがインストールされ、
undercloud.conf
の設定に応じてサービスが設定されます。このスクリプトは、完了までに数分かかります。スクリプトにより、2 つのファイルが生成されます。
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undercloud-passwords.conf
: director サービスの全パスワード一覧 -
stackrc
: director コマンドラインツールへアクセスできるようにする初期化変数セット
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このスクリプトは、全 OpenStack Platform サービスのコンテナーも自動的に起動します。以下のコマンドを使用して、有効になったコンテナーを確認することができます。
[stack@director ~]$ sudo podman ps
stack
ユーザーを初期化してコマンドラインツールを使用するには、以下のコマンドを実行します。[stack@director ~]$ source ~/stackrc
プロンプトには、OpenStack コマンドがアンダークラウドに対して認証および実行されることが表示されるようになります。
(undercloud) [stack@director ~]$
director のインストールが完了しました。これで、director コマンドラインツールが使用できるようになりました。