12.3. カスタム GPU インスタンスイメージの作成
クラウドユーザーが仮想 GPU (vGPU) を使用するインスタンスを作成できるようにするには、インスタンス起動用のカスタムの仮想 GPU 対応イメージを作成します。NVIDIA GRID ゲストドライバーおよびライセンスファイルを使用してカスタムの仮想 GPU 対応インスタンスイメージを作成するには、以下の手順を使用します。
前提条件
- GPU 対応のコンピュートノードと共にオーバークラウドを設定およびデプロイしている。
手順
-
アンダークラウドに
stack
ユーザーとしてログインします。 source コマンドで
overcloudrc
認証情報ファイルを読み込みます。$ source ~/overcloudrc
仮想 GPU インスタンスが必要とするハードウェアおよびソフトウェアプロファイルでインスタンスを作成します。
(overcloud)$ openstack server create --flavor <flavor> \ --image <image> temp_vgpu_instance
-
<flavor>
を、仮想 GPU インスタンスが必要とするハードウェアプロファイルを持つフレーバーの名前または ID に置き換えてください。仮想 GPU フレーバー作成に関する詳細は、Creating a vGPU flavor for instances を参照してください。 -
<image>
を、仮想 GPU インスタンスが必要とするソフトウェアプロファイルを持つイメージの名前または ID に置き換えてください。RHEL クラウドイメージのダウンロードに関する情報は、Image service を参照してください。
-
- クラウドユーザーとしてインスタンスにログインします。詳細は、Connecting to an instance を参照してください。
-
NVIDIA のガイダンス (Licensing an NVIDIA vGPU on Linux by Using a Configuration File) に従って、インスタンス上に
gridd.conf
NVIDIA GRID ライセンスファイルを作成します。 インスタンスに GPU ドライバーをインストールします。NVIDIA ドライバーのインストールについての詳細は、Installing the NVIDIA vGPU Software Graphics Driver on Linux を参照してください。
注記hw_video_model
イメージ属性を使用して GPU ドライバーの種別を定義します。仮想 GPU インスタンスのエミュレートされた GPU を無効にする場合は、none
を選択します。サポートされているドライバーについての詳しい情報は、Image metadata を参照してください。インスタンスのイメージスナップショットを作成します。
(overcloud)$ openstack server image create \ --name vgpu_image temp_vgpu_instance
- オプション: インスタンスを削除します。