10.4. メモリー暗号化用のイメージの作成
オーバークラウドに AMD SEV コンピュートノードが含まれる場合、AMD SEV インスタンスイメージを作成することができます。クラウドユーザーはこのイメージを使用して、メモリーが暗号化されたインスタンスを起動することができます。
手順
メモリー暗号化用の新規イメージの作成
(overcloud)$ openstack image create ... \ --property hw_firmware_type=uefi amd-sev-image
注記既存のイメージを使用する場合、イメージの
hw_firmware_type
属性がuefi
に設定されている必要があります。(オプション) イメージに属性
hw_mem_encryption=True
を追加して、イメージで AMD SEV のメモリー暗号化を有効にします。(overcloud)$ openstack image set \ --property hw_mem_encryption=True amd-sev-image
ヒントフレーバーでメモリー暗号化を有効にすることができます。詳細は、Creating a flavor for memory encryption を参照してください。
オプション: コンピュートノード設定のマシン種別がまだ
q35
に設定されていない場合には、そのように設定します。(overcloud)$ openstack image set \ --property hw_machine_type=q35 amd-sev-image
オプション: SEV 対応ホストアグリゲートでメモリーが暗号化されたインスタンスをスケジュールするには、イメージの追加スペックに以下の特性を追加します。
(overcloud)$ openstack image set \ --property trait:HW_CPU_X86_AMD_SEV=required amd-sev-image
ヒントフレーバーでこの特性を指定することもできます。詳細は、Creating a flavor for memory encryption を参照してください。