21.2. Pacemaker ベースのノードのアップグレード
Pacemaker サービスをホストする全ノードを OpenStack Platform 16.1 にアップグレードします。以下のロールに Pacemaker ベースのサービスが含まれます。
- Controller
- Database (MySQL、Galera)
- Messaging (RabbitMQ)
- Load Balancing (HAProxy)
以下のサービスが含まれるその他すべてのロール
-
OS::TripleO::Services::Pacemaker -
OS::TripleO::Services::PacemakerRemote
-
このプロセスでは、ブートストラップノードから始めて各ノードをアップグレードします。
デフォルトのスタック名 (overcloud) を使用していない場合は、--stack STACK NAME オプションでスタック名を設定します。STACK NAME は実際のスタック名に置き換えます。
手順
stackrcファイルを取得します。$ source ~/stackrcアンダークラウドノードで以下のコマンドを実行し、ブートストラップノードを特定します。
$ tripleo-ansible-inventory --list --stack overcloud |jq .overcloud_Controller.hosts[0]ブートストラップノードをアップグレードします。
ノードに Ceph Storage コンテナーが含まれていれば、
ceph_systemdタグを指定して外部アップグレードコマンドを実行します。$ openstack overcloud external-upgrade run --stack <stack_name> --tags ceph_systemd -e ceph_ansible_limit=overcloud-controller-0<stack_name>は、実際のスタック名に置き換えます。このコマンドにより、以下の操作が行われます。
- Podman 管理を使用するために、Ceph Storage コンテナーを制御する systemd ユニットを変更する。
-
ceph_ansible_limit変数を使用して、アクションを選択したノードに制限する。
このステップは、
leappによるアップグレードに向けて Ceph Storage サービスを準備するための予備的な処置です。system_upgradeタグを指定してアップグレードコマンドを実行します。$ openstack overcloud upgrade run --stack STACK NAME --tags system_upgrade --limit overcloud-controller-0このコマンドにより、以下のアクションが行われます。
- Leapp によるオペレーティングシステムのアップグレードを実施する。
- Leapp によるアップグレードの一部としてリブートを実施する。
system_upgrade_transfer_dataタグを指定して外部アップグレードコマンドを実行します。$ openstack overcloud external-upgrade run --stack STACK NAME --tags system_upgrade_transfer_dataこのコマンドにより、最新バージョンのデータベースが既存のノードからブートストラップノードにコピーされます。
nova_hybrid_stateタグを指定してアップグレードコマンドを実行し、upgrade_steps_playbook.yamlPlaybook だけを実行します。$ openstack overcloud upgrade run --stack STACK NAME --playbook upgrade_steps_playbook.yaml --tags nova_hybrid_state --limit allこのコマンドにより、コンピュートノード上の一時的な 16.1 コンテナーが起動します。これにより、後のステップでコンピュートノードをアップグレードする際に、ワークロードの移行が円滑に行われます。
タグを指定せずにアップグレードコマンドを実行します。
$ openstack overcloud upgrade run --stack STACK NAME --limit overcloud-controller-0このコマンドにより、Red Hat OpenStack Platform のアップグレードが実施されます。
Pacemaker ベースの各ノードをアップグレードします。
ノードに Ceph Storage コンテナーが含まれていれば、
ceph_systemdタグを指定して外部アップグレードコマンドを実行します。$ openstack overcloud external-upgrade run --stack STACK NAME --tags ceph_systemd -e ceph_ansible_limit=overcloud-database-0このコマンドにより、以下の操作が行われます。
- Podman 管理を使用するために、Ceph Storage コンテナーを制御する systemd ユニットを変更する。
-
ceph_ansible_limit変数を使用して、アクションを選択したノードに制限する。
このステップは、
leappによるアップグレードに向けて Ceph Storage サービスを準備するための予備的な処置です。次のノードで、
system_upgradeタグを指定してアップグレードコマンドを実行します。$ openstack overcloud upgrade run --stack STACK NAME --tags system_upgrade --limit overcloud-database-0このコマンドにより、以下のアクションが行われます。
- Leapp によるオペレーティングシステムのアップグレードを実施する。
- Leapp によるアップグレードの一部としてリブートを実施する。
タグを指定せずにアップグレードコマンドを実行します。
$ openstack overcloud upgrade run --stack STACK NAME --limit overcloud-controller-0,overcloud-database-0このコマンドにより、Red Hat OpenStack Platform のアップグレードが実施されます。このノードに加えて、前のステップでアップグレードしたすべてのノードを
--limitオプションに含めます。
- 各 Pacemaker ベースのノードでアップグレードプロセスを繰り返し、すべての Pacemaker ベースのノードをアップグレードします。