4.4. コンピュートインスタンスへのファイル共有のマウント
クライアントにアクセスを付与したら、共有をマウントしてクライアントによる使用が可能になります。クライアントへのネットワーク接続があれば、任意のクライアント種別がファイル共有にアクセスできます。
仮想コンピュートインスタンスに NFS 共有をマウントするのに使用する手順は、ベアメタルのコンピュートインスタンスに NFS 共有をマウントする手順と類似しています。OpenShift コンテナーにファイル共有をマウントする方法の詳細は、OpenShift Container Platform の製品ドキュメント を参照してください。
ファイル共有をマウントするコンピュートインスタンスに、異なるプロトコル用のクライアントパッケージをインストールする必要があります。たとえば、NFS バックエンドに CephFS を使用する Shared File Systems サービスの場合には、NFS クライアントパッケージが NFS 4.1 をサポートしている必要があります。
4.4.1. ファイル共有のエクスポート場所のリスト表示
ファイル共有をマウントできるように、ファイル共有のエクスポート場所を取得します。
手順
ファイル共有のエクスポート場所を取得します。
(user) [stack@undercloud-0 ~]$ manila share-export-location-list share-01
複数のエクスポート場所が存在する場合には、
preferred
メタデータフィールドの値が True のものを選択します。希望するエクスポート場所が存在しない場合は、任意のエクスポート場所を使用できます。
4.4.2. ファイル共有のマウント
クライアントにファイル共有をマウントして、データへのアクセスを可能にします。
ファイル共有の作成およびファイル共有へのアクセス権限の付与についての情報は、以下の手順を参照してください。
手順
インスタンスにログインし、以下のコマンドを実行します。
(user) [stack@undercloud-0 ~]$ openstack server ssh demo-instance0 --login root # hostname demo-instance0
エクスポート場所を使用して、IPv4 ネットワークにファイル共有をマウントします。
# mount -t nfs -v 172.17.5.13:/volumes/_nogroup/e840b4ae-6a04-49ee-9d6e-67d4999fbc01 /mnt