12.4. Open vSwitch (OVS) ボンディングモードでの Link Aggregation Control Protocol (LACP) の使用
ボンディングを、オプションの Link Aggregation Control Protocol (LACP) と共に使用することができます。LACP は動的ボンディングを作成するネゴシエーションプロトコルで、これにより負荷分散機能および耐障害性を持たせることができます。
以下の表を使用して、LACP オプションと組み合わせた OVS カーネルおよび OVS-DPDK ボンディングインターフェイスのサポート互換性について説明します。
OVS/OVS-DPDK balance-tcp
モードは、テクノロジープレビューとしてのみ利用可能です。
Control ネットワークおよび Storage ネットワークの場合、Red Hat では VLAN を使用する Linux ボンディングを LACP と組み合わせて使用することを推奨します。OVS ボンディングを使用すると、更新、ホットフィックス等の理由により OVS または neutron エージェントが再起動すると、コントロールプレーンの中断が生じる可能性があるためです。Linux ボンディング/LACP/VLAN の設定であれば、OVS の中断を懸念することなく NIC を管理できます。
目的 | OVS ボンディングモード | 互換性のある LACP オプション | 備考 |
高可用性 (active-passive) |
|
| |
スループットの向上 (active-active) |
|
|
|
|
|
|