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17.8. Controller ノード置き換え後のクリーンアップ

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ノードの置き換えが完了したら、以下の手順を実施して Controller クラスターの最終処理を行います。

手順

  1. Controller ノードにログインします。
  2. Galera クラスターの Pacemaker 管理を有効にし、新規ノード上で Galera を起動します。

    [heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ sudo pcs resource refresh galera-bundle
    [heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ sudo pcs resource manage galera-bundle
  3. 最終のステータスチェックを実行して、サービスが正しく実行されていることを確認します。

    [heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ sudo pcs status
    注記

    エラーが発生したサービスがある場合には、pcs resource refresh コマンドを使用して問題を解決し、そのサービスを再起動します。

  4. director を終了します。

    [heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ exit
  5. オーバークラウドと対話できるようにするために、source コマンドで overcloudrc ファイルを読み込みます。

    $ source ~/overcloudrc
  6. オーバークラウド環境のネットワークエージェントを確認します。

    (overcloud) $ openstack network agent list
  7. 古いノードにエージェントが表示される場合には、そのエージェントを削除します。

    (overcloud) $ for AGENT in $(openstack network agent list --host overcloud-controller-1.localdomain -c ID -f value) ; do openstack network agent delete $AGENT ; done
  8. 必要に応じて、新規ノード上の L3 エージェントホストにルーターを追加します。以下のコマンド例では、UUID に 2d1c1dc1-d9d4-4fa9-b2c8-f29cd1a649d4 を使用して L3 エージェントに r1 という名称のルーターを追加しています。

    (overcloud) $ openstack network agent add router --l3 2d1c1dc1-d9d4-4fa9-b2c8-f29cd1a649d4 r1
  9. cinder サービスを掃除します。

    1. cinder サービスをリスト表示します。

      (overcloud) $ openstack volume service list
    2. Controller ノードにログインし、cinder-api コンテナーに接続し、cinder-manage service remove コマンドを使用して、残っているサービスを削除します。

      [heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ sudo podman exec -it cinder_api cinder-manage service remove cinder-backup <host>
      [heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ sudo podman exec -it cinder_api cinder-manage service remove cinder-scheduler <host>
  10. RabbitMQ クラスターをクリーンアップします。

    1. Controller ノードにログインします。
    2. podman exec コマンドを使用して bash を起動し、RabbitMQ クラスターのステータスを確認します。

      [heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ podman exec -it rabbitmq-bundle-podman-0 bash
      [heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ rabbitmqctl cluster_status
    3. 置き換えられた Controller ノードをクリアするには、rabbitmqctl コマンドを使用します。

      [heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ rabbitmqctl forget_cluster_node <node_name>
  11. ブートストラップ Controller ノードを置き換えた場合は、置き換えプロセス後に環境ファイル ~/templates/bootstrap-controller.yaml を削除するか、既存の環境ファイルから pacemaker_short_bootstrap_node_name および mysql_short_bootstrap_node_name パラメーターを削除する必要があります。このステップにより、これ以降の置き換えで director が Controller ノード名をオーバーライドしようとするのを防ぎます。詳細は、ブートストラップ Controller ノードの置き換え を参照してください。
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