6.7. Compute ノードの要件
Compute ノードは、仮想マシンインスタンスが起動した後にそれらを稼働させるロールを果たします。Compute ノードには、ハードウェアの仮想化をサポートするベアメタルシステムが必要です。また、ホストする仮想マシンインスタンスの要件をサポートするのに十分なメモリーとディスク容量も必要です。
- プロセッサー
- Intel 64 または AMD64 CPU 拡張機能をサポートする 64 ビット x86 プロセッサーで、Intel VT または AMD-V のハードウェア仮想化拡張機能が有効化されている。このプロセッサーには最小でも 4 つのコアが搭載されていることを推奨しています。
- IBM POWER 8 プロセッサー
- メモリー
ホストオペレーティングシステム用に最低 6GB の RAM と、次の考慮事項に対応するための追加メモリー。
- 仮想マシンインスタンスで使用できるようにするメモリーを追加します。
- メモリーを追加して、追加のカーネルモジュール、仮想スイッチ、モニターソリューション、その他の追加のバックグラウンドタスクなど、ホスト上で特別な機能や追加のリソースを実行します。
- Non-Uniform Memory Access (NUMA) を使用する場合、Red Hat は CPU ソケットノードあたり 8 GB、または 256 GB を超える物理 RAM がある場合はソケットノードあたり 16 GB を推奨します。
- 少なくとも 4 GB のスワップスペースを設定します。
- ディスク容量
- 最小 50 GB の空きディスク領域
- ネットワークインターフェイスカード
- 最小 1 枚の 1 Gbps ネットワークインターフェイスカード (実稼働環境では最低でも NIC を 2 枚使用することを推奨)。タグ付けされた VLAN トラフィックを委譲する場合や、ボンディングインターフェイス向けには、追加のネットワークインターフェイスを使用します。
- 電源管理
- 各 Compute ノードには、Intelligent Platform Management Interface (IPMI) 機能などのサポート対象の電源管理インターフェイスがサーバーのマザーボードに搭載されている必要があります。