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6.6. Controller ノードの要件

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Controller ノードは、Red Hat OpenStack Platform 環境の中核となるサービス (例: Dashboard (horizon)、バックエンドのデータベースサーバー、Identity サービス (keystone) の認証、および高可用性サービスなど) をホストします。

プロセッサー
Intel 64 または AMD64 CPU 拡張機能をサポートする 64 ビット x86 プロセッサー。
メモリー

最小のメモリー容量は 32 GB です。ただし、推奨のメモリー容量は、仮想 CPU の数 (CPU コアの数をハイパースレッディングの値で乗算した数値に基づく) によって異なります。以下の計算により、RAM の要件を決定します。

  • Controller の最小メモリー容量の算出:

    • 各仮想 CPU ごとに 1.5 GB のメモリーを使用します。たとえば、仮想 CPU が 48 個あるマシンにはメモリーは 72 GB 必要です。
  • Controller の推奨メモリー容量の算出:

    • 各仮想 CPU ごとに 3 GB のメモリーを使用します。たとえば、仮想 CPU が 48 個あるマシンにはメモリーは 144 GB 必要です。

メモリーの要件に関する詳しい情報は、Red Hat カスタマーポータルで Red Hat OpenStack Platform Hardware Requirements for Highly Available Controllers を参照してください。

ディスクストレージとレイアウト

Object Storage サービス (swift) が Controller ノード上で実行されていない場合には、最小で 50 GB のストレージが必要です。ただし、Telemetry および Object Storage サービスはいずれも Controller にインストールされ、ルートディスクを使用するように設定されます。これらのデフォルトは、市販のハードウェア上に構築される小型のオーバークラウドのデプロイに適しています。これらの環境は、概念検証およびテストの標準的な環境です。これらのデフォルトを使用すれば、最小限のプランニングでオーバークラウドをデプロイすることができますが、ワークロードキャパシティーとパフォーマンスの面ではあまり優れていません。

ただし、Telemetry が絶えずストレージにアクセスするため、エンタープライズ環境の場合、デフォルト設定では大きなボトルネックが生じる可能性があります。これにより、ディスク I/O が過度に使用されて、その他すべての Controller サービスに深刻な影響をもたらします。このタイプの環境では、オーバークラウドのプランニングを行って、適切に設定する必要があります。

Red Hat は、Telemetry と Object Storage の両方の推奨設定をいくつか提供しています。詳しくは、Deployment Recommendations for Specific Red Hat OpenStack Platform Services を参照してください。

ネットワークインターフェイスカード
最小 2 枚の 1 Gbps ネットワークインターフェイスカード。タグ付けされた VLAN トラフィックを委譲する場合や、ボンディングインターフェイス向けには、追加のネットワークインターフェイスを使用します。
電源管理
各 Controller ノードには、Intelligent Platform Management Interface (IPMI) 機能などのサポート対象の電源管理インターフェイスがサーバーのマザーボードに搭載されている必要があります。
仮想化のサポート
Red Hat では、Red Hat Virtualization プラットフォーム上の仮想 Controller ノードのみをサポートします。詳細は、Creating virtualized control planes を参照してください。
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