19.12. Ceph Storage ノードの起動
Red Hat OpenStack Platform 環境の起動のサブタスクとして、Ceph MON ノードおよび Ceph Storage ノードの電源をオンにし、Ceph Storage サービスを有効にします。
前提条件
- 電源がオフの Ceph Storage クラスター。
- 電源がオフのスタンドアロンの Ceph MON ノードまたは電源がオンの Controller ノードで、Ceph MON サービスが有効になっている。
手順
- 使用している環境にスタンドアロンの Ceph MON ノードがある場合、それぞれの Ceph MON ノードの電源をオンにします。
- それぞれの Ceph Storage ノードの電源をオンにします。
-
Ceph MON サービスを実行するノード (例: Controller ノードまたはスタンドアロンの Ceph MON ノード) に
root
ユーザーとしてログインします。 クラスターノードのステータスを確認します。以下の例の
podman
コマンドにより、Controller ノード上の Ceph MON コンテナー内でステータス確認が実施されます。# sudo podman exec -it ceph-mon-controller-0 ceph status
それぞれのノードの電源がオンで、接続された状態であることを確認します。
クラスターの
noout
、norecover
、norebalance
、nobackfill
、nodown
、およびpause
フラグの設定を解除します。以下の例のpodman
コマンドにより、Controller ノード上の Ceph MON コンテナーを通じてこれらのフラグの設定が解除されます。# sudo podman exec -it ceph-mon-controller-0 ceph osd unset noout # sudo podman exec -it ceph-mon-controller-0 ceph osd unset norecover # sudo podman exec -it ceph-mon-controller-0 ceph osd unset norebalance # sudo podman exec -it ceph-mon-controller-0 ceph osd unset nobackfill # sudo podman exec -it ceph-mon-controller-0 ceph osd unset nodown # sudo podman exec -it ceph-mon-controller-0 ceph osd unset pause
検証
クラスターが正常であることを確認します。以下の例の
podman
コマンドにより、Controller ノード上の Ceph MON コンテナー内でステータス確認が実施されます。# sudo podman exec -it ceph-mon-controller-0 ceph status
ステータスが
HEALTH_OK
であることを確認します。