15.6. 検証フレームワークのログ出力形式
検証フレームワークのデフォルト動作では、検証ログを JSON 形式で保存します。ログの出力は、ANSIBLE_STDOUT_CALLBACK
環境変数を使用して変更できます。
検証の出力ログ形式を変更するには、検証を実行し、--extra-env-vars ANSIBLE_STDOUT_CALLBACK=<callback>
オプションを追加します。
$ openstack tripleo validator run --extra-env-vars ANSIBLE_STDOUT_CALLBACK=<callback> --validation check-ram
-
<callback>
を Ansible 出力コールバックに置き換えます。標準的な Ansible 出力コールバックのリストを表示するには、以下のコマンドを実行します。
$ ansible-doc -t callback -l
検証フレームワークには、以下の追加のコールバックが含まれます。
validation_json
-
フレームワークは、JSON 形式の検証結果をログファイルとして
/var/logs/validations
に保存します。これは、検証フレームワークのデフォルトコールバックです。 validation_stdout
- フレームワークは、画面に JSON 形式の検証結果を表示します。
http_json
フレームワークは、JSON 形式の検証結果を外部ロギングサーバーに送信します。このコールバック用に、追加の環境変数も追加する必要があります。
HTTP_JSON_SERVER
- 外部サーバーの URL
HTTP_JSON_PORT
- 外部サーバーの API エントリーポイントのポート。デフォルトポートは 8989 です。
追加の
--extra-env-vars
オプションを使用して、これらの環境変数を設定します。$ openstack tripleo validator run --extra-env-vars ANSIBLE_STDOUT_CALLBACK=http_json \ --extra-env-vars HTTP_JSON_SERVER=http://logserver.example.com \ --extra-env-vars HTTP_JSON_PORT=8989 \ --validation check-ram
重要http_json
コールバックを使用する前に、ansible.cfg
ファイルのcallback_whitelist
パラメーターにhttp_json
を追加する必要があります。callback_whitelist = http_json