12.3. コンフィグドライブを使用したインスタンスのカスタマイズ
インスタンスのブートプロセス中にアタッチされる、インスタンス用のコンフィグドライブを作成することができます。コンフィグドライブに渡したコンテンツは、コンフィグドライブによりインスタンスに提供されます。
手順
コンフィグドライブを有効にし、コンフィグドライブで利用可能にするコンテンツが含まれるファイルを指定します。たとえば、以下のコマンドは
config-drive-instance
という名前の新規インスタンスを作成し、ファイルmy-user-data.txt
のコンテンツが含まれるコンフィグドライブをアタッチします。(overcloud)$ openstack server create --flavor m1.tiny \ --config-drive true \ --user-data ./my-user-data.txt \ --image cirros config-drive-instance
このコマンドにより、ボリュームラベルが
config-2
のコンフィグドライブが作成され、インスタンスのブート時にアタッチされます。また、my-user-data.txt
のコンテンツが、コンフィグドライブのopenstack/{version}/
ディレクトリーにあるuser_data
ファイルに追加されます。- インスタンスにログインします。
コンフィグドライブをマウントします。
インスタンスの OS が
udev
を使用する場合:# mkdir -p /mnt/config # mount /dev/disk/by-label/config-2 /mnt/config
インスタンスの OS が
udev
を使用しない場合は、まずコンフィグドライブに対応するブロックデバイスを特定する必要があります。# blkid -t LABEL="config-2" -odevice /dev/vdb # mkdir -p /mnt/config # mount /dev/vdb /mnt/config