11.3. インスタンスのレスキュー
システムの障害やアクセスの失敗などの緊急事態では、インスタンスをレスキューモードに配置できます。これにより、インスタンスをシャットダウンして、新しいインスタンスディスクを使用してリブートし、元のインスタンスディスクおよびコンフィグドライブをボリュームとしてリブートしたインスタンスにマウントします。リブートしたインスタンスに接続し、元のインスタンスディスクを表示してシステムを修復し、データを復元できます。
手順
インスタンスのレスキューを実行します。
$ openstack server rescue [--image <image>] <instance>
-
(オプション) デフォルトでは、インスタンスはクラウド管理者が提供するレスキューイメージまたは元のインスタンスイメージの新規コピーから起動します。レスキューモードでインスタンスをリブートするときに使用する代替イメージを指定するには、
--image
オプションを使用します。 -
<instance>
を、レスキューするインスタンスの名前または ID に置き換えてください。
-
(オプション) デフォルトでは、インスタンスはクラウド管理者が提供するレスキューイメージまたは元のインスタンスイメージの新規コピーから起動します。レスキューモードでインスタンスをリブートするときに使用する代替イメージを指定するには、
- レスキューされたインスタンスに接続して、問題を修正します。
通常のブートディスクからインスタンスを再起動します。
$ openstack server unrescue <instance>