2.14. Red Hat Identity Manager (IdM) の統合に関するトラブルシューティング
OpenStack Identity で Red Hat Identity Manager (IdM) との統合を使用する際にエラーが発生する場合には、LDAP コネクションをテストするか、証明書トラスト設定をテストする必要がある場合があります。LDAPS ポートにアクセスできることを確認する必要がある場合もあります。
エラーのタイプおよび場所に応じて、以下の手順の関連ステップのみを実行します。
手順
ldapsearch
コマンドを使用して IdM サーバーに対してテストクエリーをリモートで実行して、LDAP 接続をテストします。クエリーが成功した場合には、ネットワーク接続が機能しており、IdM サービスが稼働中であることを確認できます。以下の例では、テストクエリーはサーバーidm.lab.local
のポート636
に対して実行されます。# ldapsearch -D "cn=directory manager" -H ldaps://idm.lab.local:636 -b "dc=lab,dc=local" -s sub "(objectclass=*)" -w RedactedComplexPassword
注記ldapsearch
は、openldap-clients
パッケージに含まれています。このパッケージは、# dnf install openldap-clients
のコマンドを実行するとインストールすることができます。nc
コマンドを使用して、LDAPS ポート636
がリモートでアクセス可能であることを確認します。この例では、サーバーidm.lab.local
に対してプローブを実行します。ctrl-c
を押してプロンプトを終了します。# nc -v idm.lab.local 636 Ncat: Version 6.40 ( http://nmap.org/ncat ) Ncat: Connected to 192.168.200.10:636. ^C
接続を確立できなかった場合には、ファイアウォールの設定に問題がある可能性があります。