8.4. OVS TC-flower ハードウェアオフロード用のベアメタルノード定義ファイルの作成
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) director と定義ファイルを使用して、OVS TC-flower ハードウェアオフロード環境用にベアメタルノードをプロビジョニングします。ベアメタルノード定義ファイルで、デプロイするベアメタルノードの数量と属性を定義し、これらのノードにオーバークラウドロールを割り当てます。ノードのネットワークレイアウトも定義します。
前提条件
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アンダークラウドホストへのアクセスと
stack
ユーザーの認証情報。
手順
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アンダークラウドに
stack
ユーザーとしてログインします。 stackrc
ファイルを取得します。$ source ~/stackrc
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director を使用した Red Hat OpenStack Platform のインストールと管理 ガイドの オーバークラウドのベアメタルノードのプロビジョニング の指示に従って、
overcloud-baremetal-deploy.yaml
などのベアメタルノード定義ファイルを作成します。 ベアメタルノード定義ファイルで、Ansible の Playbook
cli-overcloud-node-kernelargs.yaml
に宣言を追加します。Playbook には、ベアメタルノードをプロビジョニングするときに使用するカーネル引数が含まれています。
- name: ComputeOvsHwOffload ... ansible_playbooks: - playbook: /usr/share/ansible/tripleo-playbooks/cli-overcloud-node-kernelargs.yaml ...
Playbook の実行時に追加の Ansible 変数を設定する場合は、
extra_vars
プロパティーを使用して設定します。注記extra_vars
に追加する変数は、「OVS TC-flower ハードウェアオフロード用のロール固有のパラメーターと設定オーバーライドの追加」 でカスタム環境ファイルに追加した ComputeOvsHwOffload ノードのロール固有のパラメーターと同じである必要があります。例
- name: ComputeOvsHwOffload ... ansible_playbooks: - playbook: /usr/share/ansible/tripleo-playbooks/cli-overcloud-node-kernelargs.yaml extra_vars: kernel_args: 'default_hugepagesz=1GB hugepagesz=1G hugepages=100 amd_iommu=on iommu=pt isolcpus=9-63,73-127' tuned_isolated_cores: '9-63,73-127' tuned_profile: 'cpu-partitioning' reboot_wait_timeout: 1800
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作成したベアメタルノード定義ファイルのパスとファイル名をメモします。このファイルは、後で NIC を設定するときに使用し、ノードをプロビジョニングするときに
overcloud node provision
コマンドの入力ファイルとして使用します。
次のステップ
関連情報
- director を使用した Red Hat OpenStack Platform のインストールと管理 の コンポーザブルサービスとカスタムロール
- NFV 向けのテスト済み NIC
- director を使用した Red Hat OpenStack Platform のインストールと管理 ガイドの ベアメタルノードのプロビジョニング属性