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10.3. OVS-DPDK カスタマイズ用の環境ファイルの作成

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カスタム環境 YAML ファイル内の特定の Red Hat OpenStack Platform 設定値を使用して、OVS-DPDK デプロイメントを設定できます。

前提条件

  • アンダークラウドホストへのアクセスと stack ユーザーの認証情報。

手順

  1. アンダークラウドに stack ユーザーとしてログインします。
  2. stackrc ファイルを取得します。

    $ source ~/stackrc
  3. カスタム環境 YAML ファイル (例: ovs-dpdk-overrides.yaml) を作成します。
  4. カスタム環境ファイルで、コンピュートサービス (nova) がノードをフィルタリングするために使用する NovaSchedulerEnabledFilters パラメーターのフィルターリストに AggregateInstanceExtraSpecsFilter が含まれていることを確認します。

    parameter_defaults:
      NovaSchedulerEnabledFilters:
        - AvailabilityZoneFilter
        - ComputeFilter
        - ComputeCapabilitiesFilter
        - ImagePropertiesFilter
        - ServerGroupAntiAffinityFilter
        - ServerGroupAffinityFilter
        - PciPassthroughFilter
        - AggregateInstanceExtraSpecsFilter
  5. OVS-DPDK コンピュートノードのロール固有のパラメーターをカスタム環境ファイルに追加します。

    parameter_defaults:
      ComputeOvsDpdkParameters:
        NeutronBridgeMappings: "dpdk:br-dpdk"
        KernelArgs: "default_hugepagesz=1GB hugepagesz=1GB hugepages=64 iommu=pt intel_iommu=on isolcpus=2,4,6,8,10,12,14,16,18,22,24,26,28,30,32,34,36,38,3,5,7,9,11,13,15,17,19,23,25,27,29,31,33,35,37,39"
        TunedProfileName: "cpu-partitioning"
        IsolCpusList: "2,4,6,8,10,12,14,16,18,22,24,26,28,30,32,34,36,38,3,5,7,9,11,13,15,17,19,23,25,27,29,31,33,35,37,39"
        NovaReservedHostMemory: 4096
        OvsDpdkSocketMemory: "4096,4096"
        OvsDpdkMemoryChannels: "4"
        OvsDpdkCoreList: "0,20,1,21"
        NovaComputeCpuDedicatedSet: "4,6,8,10,12,14,16,18,24,26,28,30,32,34,36,38,5,7,9,11,13,15,17,19,27,29,31,33,35,37,39"
        NovaComputeCpuSharedSet: "0,20,1,21"
        OvsPmdCoreList: "2,22,3,23"
        OvsEnableDpdk: true

  6. これらのファイル内の設定デフォルトをオーバーライドする必要がある場合は、手順 3 で作成したカスタム環境ファイルにオーバーライドを追加します。

    RHOSP director は、OVS-DPDK を設定するために次のファイルを使用します。

    • ML2/OVN のデプロイメント

      /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environment/services/neutron-ovn-dpdk.yaml

    • ML2/OVS のデプロイメント

      /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environment/services/neutron-ovs-dpdk.yaml

  7. 作成したカスタム環境ファイルのパスとファイル名をメモします。このファイルは、後でオーバークラウドをデプロイするときに使用します。
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