8.7. SR-IOV または OVS TC-flower ハードウェアオフロード環境でのホストアグリゲートの作成
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) SR-IOV または OVS TC-flower ハードウェアオフロード環境でパフォーマンスを向上させるには、CPU ピンニングと huge page を備えたゲストをデプロイします。アグリゲートメタデータをフレーバーメタデータに一致させることで、ホストのサブセット上にハイパフォーマンスインスタンスをスケジュールすることができます。
前提条件
- SR-IOV または OVS ハードウェアオフロード環境用に設定された RHOSP オーバークラウド。
RHOSP オーバークラウドは
AggregateInstanceExtraSpecsFilter
用に設定されている必要があります。詳細は、「OVS TC-flower ハードウェアオフロード用の PCI パススルーデバイスの設定」 を参照してください。
手順
集約グループを作成し、関連するホストを追加します。
定義するフレーバーメタデータに一致するメタデータを定義します (例:
sriov=true
)。$ openstack aggregate create sriov_group $ openstack aggregate add host sriov_group compute-sriov-0.localdomain $ openstack aggregate set --property sriov=true sriov_group
フレーバーを作成します。
$ openstack flavor create <flavor> --ram <size_mb> --disk <size_gb> \ --vcpus <number>
追加のフレーバー属性を設定します。
定義したメタデータ (
sriov=true
) と SR-IOV アグリゲートで定義したメタデータが一致している点に注意してください。$ openstack flavor set --property sriov=true \ --property hw:cpu_policy=dedicated \ --property hw:mem_page_size=1GB <flavor>