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7.5. SR-IOV 用の NIC 設定テンプレートの作成

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Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) に同梱されているサンプル Jinja2 テンプレートのコピーを変更して、NIC 設定テンプレートを定義します。

前提条件

  • アンダークラウドホストへのアクセスと stack ユーザーの認証情報。

手順

  1. アンダークラウドに stack ユーザーとしてログインします。
  2. stackrc ファイルを取得します。

    $ source ~/stackrc
  3. サンプルネットワーク設定テンプレートをコピーします。

    /usr/share/ansible/roles/tripleo_network_config/templates/ ディレクトリー内の例から NIC 設定 Jinja2 テンプレートをコピーします。NIC 要件に最も近いものを選択してください。必要に応じて変更してください。

  4. NIC 設定テンプレート (たとえば、single_nic_vlans.j2) に、PF インターフェイスと VF インターフェイスを追加します。SR-IOV VF を作成するには、インターフェイスをスタンドアロン NIC として設定します。

    ...
    - type: sriov_pf
      name: enp196s0f0np0
      mtu: 9000
      numvfs: 16
      use_dhcp: false
      defroute: false
      nm_controlled: true
      hotplug: true
      promisc: false
    ...

    注記

    numvfs パラメーターは、ネットワーク設定テンプレートの NeutronSriovNumVFs パラメーターに代わるものです。Red Hat では、デプロイ後の NeutronSriovNumVFs パラメーターまたは numvfs パラメーターの変更をサポートしません。デプロイメント後にいずれかのパラメーターを変更すると、その PF 上に SR-IOV ポートを持つ実行中のインスタンスに中断が発生する可能性があります。この場合、これらのインスタンスをハードリブートして、SR-IOV PCI デバイスを再び利用可能にする必要があります。

  5. 「SR-IOV 用のベアメタルノード定義ファイルの作成」 に作成したベアメタルノード定義ファイルにカスタムネットワーク設定テンプレートを追加します。

    - name: ComputeSriov
      count: 2
      hostname_format: compute-%index%
      defaults:
        networks:
          - network: internal_api
            subnet: internal_api_subnet
          - network: tenant
            subnet: tenant_subnet
          - network: storage
            subnet: storage_subnet
        network_config:
          template: /home/stack/templates/single_nic_vlans.j2
    ...

  6. 作成した NIC 設定テンプレートのパスとファイル名をメモします。後で NIC をパーティション分割する場合は、このファイルを使用します。

次のステップ

  1. NIC をパーティション分割したい場合は、「NIC パーティションの設定」 に進んでください。
  2. それ以外の場合は、次の手順を実行します。

    1. director を使用した Red Hat OpenStack Platform のインストールと管理 ガイドの オーバークラウドのネットワーク定義の設定とプロビジョニング
    2. director を使用した Red Hat OpenStack Platform のインストールと管理 ガイドの オーバークラウドのネットワーク仮想 IP の設定とプロビジョニング
    3. director を使用した Red Hat OpenStack Platform のインストールと管理 ガイドの オーバークラウドのベアメタルノードのプロビジョニング
    4. 「SR-IOV オーバークラウドのデプロイ」
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