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10.6. NIC 設定テンプレートの作成

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Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) に同梱されているサンプル Jinja2 テンプレートのコピーを変更して、NIC 設定テンプレートを定義します。

前提条件

  • アンダークラウドホストへのアクセスと stack ユーザーの認証情報。

手順

  1. アンダークラウドに stack ユーザーとしてログインします。
  2. stackrc ファイルを取得します。

    $ source ~/stackrc
  3. サンプルネットワーク設定テンプレートをコピーします。

    /usr/share/ansible/roles/tripleo_network_config/templates/ ディレクトリー内の例から NIC 設定 Jinja2 テンプレートをコピーします。NIC 要件に最も近いものを選択してください。必要に応じて変更してください。

  4. NIC 設定テンプレート (例: single_nic_vlans.j2) に、DPDK インターフェイスを追加します。

    注記

    サンプル NIC 設定テンプレート single_nic_vlans.j2 では、ノードが VLAN を持つトランクとして 1 つのネットワークインターフェイスのみを使用します。ネイティブ VLAN (タグなしトラフィック) はコントロールプレーンであり、各 VLAN は RHOSP ネットワーク (内部 API、ストレージなど) の 1 つに対応します。

    ...
      - type: ovs_dpdk_bond
        name: dpdkbond0
        mtu: 9000
        rx_queue: 1
        ovs_extra:
          - set Interface dpdk0 options:n_rxq_desc=4096
          - set Interface dpdk0 options:n_txq_desc=4096
          - set Interface dpdk1 options:n_rxq_desc=4096
          - set Interface dpdk1 options:n_txq_desc=4096
        members:
        - type: ovs_dpdk_port
          name: dpdk0
          driver: vfio-pci
          members:
          - type: interface
            name: nic5
        - type: ovs_dpdk_port
          name: dpdk1
          driver: vfio-pci
          members:
          - type: interface
            name: nic6
    ...

  5. カスタムネットワーク設定テンプレート (例: single_nic_vlans.j2) を、「ベアメタルノード定義ファイルの作成」 で作成したベアメタルノード定義ファイル (例: overcloud-baremetal-deploy.yaml) に追加します。

    - name: ComputeOvsDpdk
      count: 2
      hostname_format: compute-%index%
      defaults:
        networks:
          - network: internal_api
            subnet: internal_api_subnet
          - network: tenant
            subnet: tenant_subnet
          - network: storage
            subnet: storage_subnet
        network_config:
          template: /home/stack/templates/single_nic_vlans.j2
    ...

  6. オプション: TuneD プロファイル cpu-partitioning-powersave を使用して、パケットが転送されていないときに OVS-DPDK がスリープモードに入るように設定できます。

    cpu-partitioning-powersave を設定するには、NIC 設定テンプレートでキューサイズが設定されていることを確認してください。

    ...
      - type: ovs_dpdk_bond
        name: dpdkbond0
        mtu: 9000
        rx_queue: 1
        ovs_extra:
          - set Interface dpdk0 options:n_rxq_desc=4096
          - set Interface dpdk0 options:n_txq_desc=4096
          - set Interface dpdk1 options:n_rxq_desc=4096
          - set Interface dpdk1 options:n_txq_desc=4096
        members:
        - type: ovs_dpdk_port
          name: dpdk0
          driver: vfio-pci
          members:
          - type: interface
            name: nic5
        - type: ovs_dpdk_port
          name: dpdk1
          driver: vfio-pci
          members:
          - type: interface
            name: nic6
    ...

  7. 作成した NIC 設定テンプレートのパスとファイル名をメモします。このファイルは、後でオーバークラウドをデプロイするときに使用します。
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