検索

第9章 OVS-DPDK デプロイメントのプランニング

download PDF

NFV 向けの Data Plane Development Kit 対応 Open vSwitch (OVS-DPDK) デプロイメントを最適化するには、OVS-DPDK が Compute ノードのハードウェア (CPU、NUMA ノード、メモリー、NIC) をどのように使用するかと、Compute ノードに応じた OVS-DPDK の各パラメーターを決定するにあたっての考慮事項を理解しておくべきです。

重要

OVS-DPDK および OVS ネイティブファイアウォール (conntrack に基づくステートフルファイアウォール) を使用する場合、追跡することができるのは ICMPv4、ICMPv6、TCP、および UDP プロトコルを使用するパケットだけです。OVS は、その他すべてのネットワークトラフィック種別を無効と識別します。

重要

Red Hat は、非 NFV ワークロードでの OVS-DPDK の使用をサポートしていません。NFV 以外のワークロードに OVS-DPDK 機能が必要な場合は、テクニカルアカウントマネージャー (TAM) に連絡するか、カスタマーサービスリクエストケースを開いて、サポートの例外やその他のオプションについて話し合ってください。カスタマーサービスリクエストケースを作成するには、ケースの作成 に移動し、アカウント > カスタマーサービスリクエスト を選択します。

9.1. CPU 分割と NUMA トポロジーを使用する OVS-DPDK

OVS-DPDK は、ホスト、ゲスト、およびそれ自体用にハードウェアリソースを分割します。OVS-DPDK Poll Mode Driver (PMD) は、専用の CPU コアを必要とする DPDK アクティブループを実行します。したがって、一部の CPU およびヒュージページを OVS-DPDK に割り当てる必要があります。

サンプルの分割では、デュアルソケットの Compute ノード上の 1 NUMA ノードにつき 16 コアが含まれます。ホストと OVS-DPDK 間で NIC を共有することができないので、トラフィックには追加の NIC が必要です。

図9.1 NUMA トポロジー: CPU パーティショニングを備えた OVS-DPDK

OpenStack NFV Hardware Capacities 464931 0118 OVS DPDK
注記

NUMA ノードに DPDK NIC が関連付けられていない場合でも、両方の NUMA ノードで DPDK PMD スレッドを確保する必要があります。

最高の OVS-DPDK パフォーマンスを得るためには、NUMA ノードにローカルなメモリーブロックを確保します。メモリーと CPU ピニングに使用する同じ NUMA ノードに関連付けられた NIC を選択してください。ボンディングを設定する両方のインターフェイスには、同じ NUMA ノード上の NIC を使用するようにしてください。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.