3.2. ハードウェアオフロードに関するトラブルシューティング
Red Hat OpenStack Platform(RHOSP) 17.1 デプロイメントでは、OVS ハードウェアオフロードは、switchdev
対応ポートおよび Mellanox ConnectX5 NIC を備えた仮想マシンのフローをオフロードしない場合があります。このシナリオのフローのオフロードに関するトラブルシューティングと設定を行うには、ESWITCH_IPV4_TTL_MODIFY_ENABLE
Mellanox ファームウェアパラメーターを無効にします。RHOSP 17.1 での OVS ハードウェアオフロードのトラブルシューティング情報については、Red Hat ナレッジベースのソリューション OVS Hardware Offload with Mellanox NIC in OpenStack Platform 16.2 を参照してください。
手順
- 設定する Mellanox NIC を備えた RHOSP デプロイメントの Compute ノードにログインします。
mstflint
ユーティリティーを使用して、ESWITCH_IPV4_TTL_MODIFY_ENABLE
Mellanox ファームウェアパラメーターを照会します。[root@compute-1 ~]# yum install -y mstflint [root@compute-1 ~]# mstconfig -d <PF PCI BDF> q ESWITCH_IPV4_TTL_MODIFY_ENABLE
ESWITCH_IPV4_TTL_MODIFY_ENABLE
パラメーターが有効で1
に設定されている場合は、値を0
に設定して無効にします。[root@compute-1 ~]# mstconfig -d <PF PCI BDF> s ESWITCH_IPV4_TTL_MODIFY_ENABLE=0`
- ノードを再起動します。