第5章 コンピュートノードでメモリーを設定する
クラウドユーザーは、インスタンスのスケジューリングおよび配置を設定して、最大のパフォーマンスを得ることができます。そのためには、NFV や高性能コンピューティング (HPC) などの特化されたワークロードを対象にするカスタムフレーバーを作成します。
以下の機能を使用して、最適なメモリーパフォーマンスを得るためにインスタンスを調整します。
- Overallocation: 仮想 RAM と物理 RAM の割り当て比率を調整します。
- Swap: メモリーのオーバーコミットを処理するために、割り当てられたスワップサイズを調整します。
- Huge pages: 通常のメモリー (4 KB ページ) とヒュージページ (2 MB または 1 GB ページ) の両方について、インスタンスのメモリー割り当てポリシーを調整します。
- File-backed memory: コンピュートノードのメモリー容量を拡張するために使用します。
- SEV: クラウドユーザーが、メモリー暗号化を使用するインスタンスを作成できるようにするために使用します。
5.1. オーバーコミットのためのメモリー設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
メモリーのオーバーコミットを使用する場合 (NovaRAMAllocationRatio >= 1.0)、割り当て率をサポートするのに十分なスワップ領域を確保してオーバークラウドをデプロイする必要があります。
NovaRAMAllocationRatio パラメーターが 1 より小さい値 に設定されている場合は、RHEL でのスワップサイズの推奨事項に従ってください。詳細は、RHEL ストレージデバイスの管理の システムの推奨スワップ領域 を参照してください。
前提条件
- ノードに必要なスワップサイズが計算されている。詳細は、スワップサイズの計算 を参照してください。
手順
/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/enable-swap.yamlファイルを環境ファイルのディレクトリーにコピーします。$ cp /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/enable-swap.yaml /home/stack/templates/enable-swap.yaml以下のパラメーターを
enable-swap.yamlファイルに追加して、スワップサイズを設定します。parameter_defaults: swap_size_megabytes: <swap size in MB> swap_path: <full path to location of swap, default: /swap>その他の環境ファイルと共に
enable_swap.yaml環境ファイルをスタックに追加して、オーバークラウドをデプロイします。(undercloud)$ openstack overcloud deploy --templates \ -e [your environment files] \ -e /home/stack/templates/enable-swap.yaml