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7.5. カスタム特性とリソースクラスの宣言

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管理者は、YAML ファイル provider.yaml でリソースのカスタムインベントリーを定義することにより、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) オーバークラウドノードでどのカスタム物理機能と消費可能なリソースが利用可能であるかを宣言できます。

CUSTOM_DIESEL_BACKUP_POWERCUSTOM_FIPS_COMPLIANTCUSTOM_HPC_OPTIMIZED などのカスタム特性を定義することで、物理ホスト機能の可用性を宣言できます。CUSTOM_DISK_IOPSCUSTOM_POWER_WATTS などのリソースクラスを定義することで、消費可能なリソースの可用性を宣言することもできます。

注記

フレーバーメタデータを使用して、カスタムリソースとカスタム特性を要求できます。詳細は、インスタンスのベアメタルリソースクラスインスタンスのリソース特性 を参照してください。

手順

  1. /home/stack/templates/provider.yaml というファイルを作成します。
  2. リソースプロバイダーを設定するには、provider.yaml ファイルに次の設定を追加します。

    meta:
      schema_version: '1.0'
    providers:
      - identification:
          uuid: <node_uuid>
    • <node_uuid> をノードの UUID に置き換えます (例: '5213b75d-9260-42a6-b236-f39b0fd10561')。あるいは、name プロパティーを使用してリソースプロバイダーを指定することもできます (name: 'EXAMPLE_RESOURCE_PROVIDER')
  3. リソースプロバイダー用に使用可能なカスタムリソースクラスを設定するには、次の設定を provider.yaml ファイルに追加します。

    meta:
      schema_version: '1.0'
    providers:
      - identification:
          uuid: <node_uuid>
        inventories:
          additional:
            - CUSTOM_EXAMPLE_RESOURCE_CLASS:
                total: <total_available>
                reserved: <reserved>
                min_unit: <min_unit>
                max_unit: <max_unit>
                step_size: <step_size>
                allocation_ratio: <allocation_ratio>
    • CUSTOM_EXAMPLE_RESOURCE_CLASS をリソースクラスの名前に置き換えます。カスタムリソースクラスは接頭辞 CUSTOM_ で始まり、A から Z までの文字、0 から 9 までの数字、およびアンダースコア "_" だけを使用する必要があります。
    • <total_available> は、このリソースプロバイダーで使用可能な CUSTOM_EXAMPLE_RESOURCE_CLASS の数に置き換えます。
    • <reserved> は、このリソースプロバイダーで使用可能な CUSTOM_EXAMPLE_RESOURCE_CLASS の数に置き換えます。
    • <min_unit> は、単一インスタンスが消費できるリソースの最小単位に置き換えます。
    • <max_unit> は、単一インスタンスが消費できるリソースの最大単位に置き換えます。
    • <step_size> は、このリソースプロバイダーで使用できる CUSTOM_EXAMPLE_RESOURCE_CLASS の数に置き換えます。
    • <allocation_ratio> は、割り当て比率を設定する値に置き換えます。allocation_ratio が 1.0 に設定されている場合、過剰割り当ては許可されません。しかし、allocation_ration が 1.0 より大きい場合、使用可能なリソースの合計は物理的に存在するリソースよりも多くなります。
  4. リソースプロバイダー用に使用可能な特性を設定するには、provider.yaml ファイルに次の設定を追加します。

    meta:
      schema_version: '1.0'
    providers:
      - identification:
          uuid: <node_uuid>
        inventories:
          additional:
          ...
          traits:
          additional:
            - 'CUSTOM_EXAMPLE_TRAIT'
    • CUSTOM_EXAMPLE_TRAIT を特性の名前に置き換えます。カスタムの特性は接頭辞 CUSTOM_ で始まり、A から Z までの文字、0 から 9 までの数字、およびアンダースコア "_" だけを使用する必要があります。

      provider.yaml ファイルの例

      次の例では、リソースプロバイダーの 1 つのカスタムリソースクラスと 1 つのカスタム特性を宣言します。

      meta:
        schema_version: 1.0
      providers:
        - identification:
            uuid: $COMPUTE_NODE
          inventories:
            additional:
              CUSTOM_LLC:
                # Describing LLC on this compute node
                # max_unit indicates maximum size of single LLC
                # total indicates sum of sizes of all LLC
                total: 22 1
                reserved: 2 2
                min_unit: 1 3
                max_unit: 11 4
                step_size: 1 5
                allocation_ratio: 1.0 6
          traits:
              additional:
                  # Describing that this compute node enables support for
                  # P-state control
                  - CUSTOM_P_STATE_ENABLED
      1
      このハイパーバイザーには 22 ユニットの最終レベルキャッシュ (LLC) があります。
      2
      LLC のユニットのうち 2 つはホスト用に予約されています。
      3 4
      min_unit および max_unit の値は、単一の仮想マシンが消費できるリソースのユニット数を定義します。
      5
      ステップサイズは消費量の増分を定義します。
      6
      割り当て比率は、リソースの過剰割り当てを設定します。
  5. provider.yaml ファイルを保存して閉じます。
  6. provider.yaml ファイルを他の環境ファイルとともにスタックに追加し、オーバークラウドをデプロイします。

    (undercloud)$ openstack overcloud deploy --templates \
    -e [your environment files] \
    -e /home/stack/templates/provider.yaml
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