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5.4. イメージインポート操作の進捗の確認

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相互運用可能なイメージのインポートワークフローでは、イメージデータが順次ストアにインポートされます。イメージのサイズ、ストア数、および中央サイトとエッジサイト間のネットワーク速度が、イメージのインポート操作が完了するのにかかる時間に影響を及ぼします。

イメージのインポート操作中に送付される通知に表示される 2 つのイメージ属性を見て、イメージインポートの進捗を把握することができます。

  • os_glance_importing_to_stores 属性: イメージデータをインポートしていないストアがリスト表示されます。インポートの開始時点では、要求されたすべてのストアがリストに表示されます。ストアがイメージデータを正常にインポートするたびに、Image サービスはストアをリストから削除します。
  • os_glance_failed_import 属性: イメージデータのインポートに失敗したストアがリスト表示されます。イメージインポート操作の開始時点では、このリストには何も表示されません。
注記

以下の手順の環境には、central ストアおよび 2 つのエッジストア (dcn0 および dcn1) という 3 つの Red Hat Ceph Storage クラスターがあります。

手順

  1. イメージデータが特定のストアに追加されたことを確認します。

    $ glance image-show <image-id>
    • <image-id> を元の既存イメージの ID に置き換えます。

      出力には、以下のスニペット例のようなストアのコンマ区切りリストが表示されます。

      | os_glance_failed_import       |
      | os_glance_importing_to_stores | central,dcn0,dcn1
      | status                        | importing
  2. イメージインポート操作のステータスを監視します。このコマンドを watch コマンドの引数にすると、コマンドの出力は 2 秒ごとに更新されます。

    $ watch glance image-show <image-id>
    • <image-id> を元の既存イメージの ID に置き換えます。

      イメージのインポート操作が進むと、操作のステータスが変わります。

      | os_glance_failed_import       |
      | os_glance_importing_to_stores | dcn0,dcn1
      | status                        | importing

      イメージのインポートに失敗したことを示す出力は、以下の例のようになります。

      | os_glance_failed_import       | dcn0
      | os_glance_importing_to_stores | dcn1
      | status                        | importing

      操作が完了すると、ステータスが active に変わります。

      | os_glance_failed_import       | dcn0
      | os_glance_importing_to_stores |
      | status                        | active
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