8.3. オーバークラウド設定へのカスタムテンプレートの追加
director Operator (OSPdO) は、各ノードで Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) ソフトウェアを設定する準備が整うと、オーバークラウドヒートテンプレートのコアセットをプロビジョニングノードに適用する Ansible Playbook に変換します。独自のカスタム heat テンプレートおよびカスタムロールファイルをオーバークラウドデプロイメントに追加するには、テンプレートファイルを tarball ファイルにアーカイブし、tarball ファイルのバイナリーコンテンツを tripleo-tarball-config
という名前の OpenShift ConfigMap
に含める必要があります。この tarball ファイルには、テンプレートのコアセットを拡張するための複雑なディレクトリー構造を含めることができます。OSPdO は、tarball ファイルから、heat テンプレートのコアセットと同じディレクトリーにファイルとディレクトリーを展開します。カスタムテンプレートのいずれかがコアコレクションのテンプレートと名前が同じ場合には、カスタムテンプレートはコアテンプレートを上書きします。
環境ファイル内のすべての参照は、tarball が抽出される TripleO heat テンプレートに関連している必要があります。
前提条件
- プロビジョニングされたノードに適用するカスタムオーバークラウドテンプレート。
手順
カスタムテンプレートの場所に移動します。
$ cd ~/custom_templates
テンプレートを gzip 圧縮された tarball にアーカイブします。
$ tar -cvzf custom-config.tar.gz *.yaml
tripleo-tarball-config ConfigMap
CR を作成し、tarball をデータとして使用します。$ oc create configmap tripleo-tarball-config --from-file=custom-config.tar.gz -n openstack
ConfigMap
CR が作成されたことを確認します。$ oc get configmap/tripleo-tarball-config -n openstack
次のステップ