5.3. OpenStackProvisionServer CRD を使用したプロビジョニングサーバーの作成
プロビジョニングサーバーは、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) の Compute ノードをプロビジョニングするための特定の Red Hat Enterprise Linux (RHEL) QCOW2 イメージを提供します。OpenStackProvisionServer
CR は、作成した OpenStackBaremetalSet
CR に対して自動的に作成されます。OpenStackProvisionServer
CR を手動で作成し、作成する OpenStackBaremetalSet
CR に名前を指定できます。
OpenStackProvisionServer
CRD は、特定の RHEL QCOW2 イメージ用に Red Hat OpenShift Container Platform (RHOCP) プロビジョニングネットワーク上に Apache サーバーを作成します。
手順
ワークステーションに
openstack-provision.yaml
という名前のファイルを作成します。プロビジョニングサーバーのリソース仕様を含めます。次の例では、特定の RHEL 9.2 QCOW2 イメージを使用してプロビジョニングサーバーの仕様を定義します。apiVersion: osp-director.openstack.org/v1beta1 kind: OpenStackProvisionServer metadata: name: openstack-provision-server 1 namespace: openstack 2 spec: baseImageUrl: http://<source_host>/rhel-9.2-x86_64-kvm.qcow2 3 port: 8080 4
OpenStackProvisionServer
CR の設定に使用できる値の説明は、OpenStackProvisionServer
CRD 仕様スキーマを参照してください。$ oc describe crd openstackprovisionserver
-
openstack-provision.yaml
ファイルを保存します。 Provisioning サーバーを作成します。
$ oc create -f openstack-provision.yaml -n openstack
プロビジョニングサーバーのリソースが作成されたことを確認します。
$ oc get openstackprovisionserver/openstack-provision-server -n openstack