1.3. director Operator でサポートされていない機能
- ファイバーチャネルバックエンド
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ファイバーチャネルを使用するバックエンドについては、Block Storage (cinder) のイメージからボリュームへの転送はサポートされません。Red Hat OpenShift Virtualization は、N_Port ID Virtualization (NPIV) をサポートしていません。したがって、デフォルトで
cinder-volume
が実行される、ストレージバックエンドからコントローラーに LUN をマッピングする必要がある Block Storage ドライバーは機能しません。cinder-volume
専用のロールを作成し、そのロールを仮想化コントローラーに含めるのではなく、そのロールを使用して物理ノードを作成する必要があります。詳細は、Red Hat OpenStack Platform デプロイメントのカスタマイズ ガイドの コンポーザブルサービスとカスタムロール を参照してください。 - ロールベースの Ansible Playbook
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director Operator (OSPdO) は、ベアメタルノードのプロビジョニング後にロールベースのノード属性を設定するための Ansible Playbook の実行をサポートしていません。つまり、追加の Ansible 変数
role_growvols_args
を使用して、Object Storage サービス (Swift) のディスクパーティション全体を設定することはできません。ロールベースの Ansible Playbook 設定は、ノード定義ファイルを使用してプロビジョニングされたベアメタルノードにのみ適用されます。 - Red Hat Virtualization から OSPdO へのワークロードの移行
- ワークロードを Red Hat Virtualization 環境から OSPdO 環境に移行することはできません。
- コントロールプレーンネットワークに VLAN を使用する
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TripleO は、コントロールプレーン (
ctlplane
) ネットワークでの VLAN の使用をサポートしません。 - 複数の Compute セル
- OSPdO 環境に Compute セルを追加することはできません。
- コントロールプレーン用の BGP
- BGP は、OSPdO 環境のコントロールプレーンでサポートされていません。
- PCI パススルーとハードウェアデバイスのコントローラー仮想マシンへの接続
- SRIOV デバイスと FC SAN Storage をコントローラー仮想マシンに接続することはできません。