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6.8. Native CephFS バックエンド環境ファイル

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ネイティブ CephFS バックエンドを定義するための環境ファイルである manila-cephfsnative-config.yaml は、アンダークラウドノードのパス /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/manila-cephfsnative-config.yaml にあります。

manila-cephfsnative-config.yaml 環境ファイルには、Shared File Systems サービスのデプロイに関する設定が含まれます。バックエンドのデフォルト設定は、ほとんどの環境で機能するはずです。

Shared File Systems サービスをデプロイする際に director が使用するデフォルト値を例で示します。

[stack@undercloud ~]$ cat /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/manila-cephfsnative-config.yaml

# A Heat environment file which can be used to enable a
# a Manila CephFS Native driver backend.
resource_registry:
  OS::TripleO::Services::ManilaApi: ../deployment/manila/manila-api-container-puppet.yaml
  OS::TripleO::Services::ManilaScheduler: ../deployment/manila/manila-scheduler-container-puppet.yaml
  # Only manila-share is pacemaker managed:
  OS::TripleO::Services::ManilaShare: ../deployment/manila/manila-share-pacemaker-puppet.yaml
  OS::TripleO::Services::ManilaBackendCephFs: ../deployment/manila/manila-backend-cephfs.yaml

parameter_defaults:
  ManilaCephFSBackendName: cephfs 1
  ManilaCephFSDriverHandlesShareServers: false 2
  ManilaCephFSCephFSAuthId: 'manila' 3
  ManilaCephFSCephFSEnableSnapshots: true 4
  ManilaCephFSCephVolumeMode: '0755'  5
  # manila cephfs driver supports either native cephfs backend - 'CEPHFS'
  # (users mount shares directly from ceph cluster), or nfs-ganesha backend -
  # 'NFS' (users mount shares through nfs-ganesha server)
  ManilaCephFSCephFSProtocolHelperType: 'CEPHFS'  6

parameter_defaults ヘッダーから設定が始まります。具体的には、このヘッダーからの設定により、resource_registry で設定したデフォルト値を上書きすることができます。これには、CephFS バックエンドのデフォルトを設定する OS::Tripleo::Services::ManilaBackendCephFs で定義した値も含まれます。

1
ManilaCephFSBackendName: CephFS バックエンドの manila 設定の名前を定義します。ここでは、デフォルトのバックエンド名は cephfs です。
2
ManilaCephFSDriverHandlesShareServers: 共有用サーバーのライフサイクルをコントロールします。false に設定すると、ドライバーはライフサイクルを処理しません。CephFS バックエンドでサポートされるオプションはこれだけです。
3
ManilaCephFSCephFSAuthId: Ceph クラスターにアクセスするために director が manila サービスに作成する Ceph 認証 ID を定義します。
4
ManilaCephFSCephFSEnableSnapshots: スナップショットのアクティブ化をコントロールします。Ceph Storage 4.1 以降ではスナップショットがサポートされますが、このパラメーターのデフォルト値は false です。この値を true に設定すると、ドライバーは snapshot_support 機能を manila スケジューラーに報告します。
5
ManilaCephFSCephVolumeMode は、ネイティブ CephFS バックエンド上に作成される manila 共有に設定する UNIX パーミッションを制御します。デフォルト値は 755 です。
6
ネイティブ CephFS ドライバーを使用するには、ManilaCephFSCephFSProtocolHelperTypeCEPHFS に設定する必要があります。

環境ファイルの詳細は、director を使用した Red Hat OpenStack Platform のインストールと管理 ガイドの 環境ファイル を参照してください。

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