10.6. Ceph Dashboard へのアクセス
Ceph Dashboard が正常に実行されていることを確認するには、以下の検証手順を実施してアクセスし、Ceph クラスターから表示されるデータが正しいことを確認します。ダッシュボードは完全にアクセス可能であり、表示される数値とグラフは、ceph -s
コマンドによって表示されるものと同じクラスターステータス情報を反映する必要があります。
手順
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アンダークラウドノードに
stack
ユーザーとしてログインします。 Dashboard の管理ログイン認証情報を取得します。
[stack@undercloud ~]$ grep tripleo_cephadm_dashboard_admin_password <config-download>/<stack>/cephadm/cephadm-extra-vars-heat.yml
Ceph Dashboard にアクセスするための仮想 IP アドレスを取得します。
[stack@undercloud-0 ~]$ grep tripleo_cephadm_dashboard_frontend_vip <config-download>/<stack>/cephadm/cephadm-extra-vars-ansible.yml
Web ブラウザーを使用してフロントエンドの仮想 IP をポイントし、Dashboard にアクセスします。director はプロビジョニングネットワーク上で Dashboard を設定して公開するので、取得した仮想 IP を使用して、TCP ポート 8444 の Dashboard に直接アクセスできます。以下の条件を満たしていることを確認します。
- Web クライアントホストは、プロビジョニングネットワークに接続されたレイヤー 2 です。
プロビジョニングネットワークは適切にルーティングまたはプロキシーされ、Web クライアントホストからアクセスできます。これらの条件が満たされていない場合は、SSH トンネルを開いて、オーバークラウド上の Dashboard の仮想 IP に到達することができます。
client_host$ ssh -L 8444:<dashboard_vip>:8444 stack@<your undercloud>
<dashboard_vip> を取得したコントロールプレーンの仮想 IP の IP アドレスに置き換えます。
Dashboard にアクセスするには、Web ブラウザーで http://localhost:8444 にアクセスし、以下の詳細でログインします。
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cephadm
が作成するデフォルトのユーザー: admin。 -
<config-download>/<stack>/cephadm/cephadm-extra-vars-heat.yml
のパスワード。
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Red Hat Ceph Storage Dashboard に関する詳細は、Red Hat Ceph Storage Dashboard Guide を参照してください。