12.2. オーバークラウドイメージのアップグレード
現在のオーバークラウドイメージを新しいバージョンに置き換える必要があります。新しいイメージにより、director は最新バージョンの Red Hat OpenStack Platform ソフトウェアを使用して、ノードのイントロスペクションとプロビジョニングを行うことができるようになります。
オーバークラウドを再デプロイする場合は、新しいバージョンのオーバークラウドイメージを使用する必要があります。オーバークラウドイメージのインストールに関する詳細は、director を使用した Red Hat OpenStack Platform のインストールと管理 の オーバークラウドイメージのインストール を参照してください。
前提条件
- アンダークラウドが最新バージョンにアップグレードされていること
手順
stack
ユーザーのホーム下のimages
ディレクトリー (/home/stack/images
) から既存のイメージを削除します。$ rm -rf ~/images/*
アーカイブをデプロイメントします。
$ cd ~/images $ for i in /usr/share/rhosp-director-images/overcloud-full-latest-17.1.tar /usr/share/rhosp-director-images/ironic-python-agent-latest-17.1.tar; do tar -xvf $i; done $ cd ~
イメージを director にインポートします。
(undercloud) [stack@director images]$ openstack overcloud image upload --image-path /home/stack/images/ --update-existing
このコマンドは次のタスクを完了します。
- イメージフォーマットを QCOW から RAW に変換します。
- イメージのアップロードに関するステータスの最新情報を提供します。