3.2. ハードウェアインベントリーの作成
イントロスペクションで収集されたデータを表示することで、Red Hat OpenStack Platform のデプロイメントに関するハードウェア情報を取得できます。Introspection では、CPU、メモリー、ディスクなどのハードウェア情報をノードから収集します。
前提条件
- Red Hat OpenStack Platform director 環境がインストールされている。
- Red Hat OpenStack Platform デプロイメントのノードをイントロスペクトしました。
- スタックとしてディレクターにログインしています。
手順
アンダークラウドから、
stackrc
ファイルのソースを作成します。$ source ~/stackrc
環境内のノードをリスト表示します。
$ openstack baremetal node list -c Name +--------------+ | Name | +--------------+ | controller-0 | | controller-1 | | controller-2 | | compute-0 | | compute-1 | | compute-2 | +--------------+
情報を収集する各ベアメタルノードについて、以下のコマンドを実行してイントロスペクションデータを取得します。
$ openstack baremetal introspection data save <node> | jq
<node>
を手順 1 で取得したリストのノードの名前に置き換えます。オプション: 特定の種類のハードウェアに出力を限定するには、インベントリーキーのリストを取得し、特定のキーのイントロスペクションデータを表示することができます。
イントロスペクションデータからトップレベルのキーのリストを得るために、次のコマンドを実行します。
$ openstack baremetal introspection data save controller-0 | jq '.inventory | keys' [ "bmc_address", "bmc_v6address", "boot", "cpu", "disks", "hostname", "interfaces", "memory", "system_vendor" ]
disks
などのキーを選択し、次のように実行すると、詳細な情報が得られます。$ openstack baremetal introspection data save controller-1 | jq '.inventory.disks' [ { "name": "/dev/sda", "model": "QEMU HARDDISK", "size": 85899345920, "rotational": true, "wwn": null, "serial": "QM00001", "vendor": "ATA", "wwn_with_extension": null, "wwn_vendor_extension": null, "hctl": "0:0:0:0", "by_path": "/dev/disk/by-path/pci-0000:00:01.1-ata-1" } ]