12.4. Ceph Storage (OSD) クラスターのリブート
Ceph Storage (OSD) ノードのクラスターを再起動するには、以下の手順を実施します。
前提条件
ceph-mon
サービスを実行している Ceph Monitor または Controller ノードで、Red Hat Ceph Storage クラスターのステータスが正常であり、pg ステータスがactive+clean
であることを確認する。$ sudo cephadm -- shell ceph status
Ceph クラスターが正常な場合、
HEALTH_OK
のステータスが返されます。Ceph クラスターのステータスが異常な場合、
HEALTH_WARN
またはHEALTH_ERR
のステータスが返されます。トラブルシューティングのガイダンスは、Red Hat Ceph Storage 5 トラブルシューティングガイド または Red Hat Ceph Storage 6 トラブルシューティングガイド を参照してください。
手順
ceph-mon
サービスを実行している Ceph Monitor または Controller ノードにログインし、Ceph Storage クラスターのリバランスを一時的に無効にします。$ sudo cephadm shell -- ceph osd set noout $ sudo cephadm shell -- ceph osd set norebalance
注記マルチスタックまたは分散コンピュートノード (DCN) アーキテクチャーを使用している場合は、
noout
フラグとnorebalance
フラグの設定時に Ceph クラスター名を指定する必要があります。例:sudo cephadm shell -c /etc/ceph/<cluster>.conf -k /etc/ceph/<cluster>.client.keyring
。- 再起動する最初の Ceph Storage ノードを選択し、そのノードにログインします。
ノードをリブートします。
$ sudo reboot
- ノードがブートするまで待ちます。
ノードにログインし、Ceph クラスターのステータスを確認します。
$ sudo cephadm -- shell ceph status
pgmap
により、すべてのpgs
が正常な状態 (active+clean
) として報告されることを確認します。- ノードからログアウトして、次のノードを再起動し、ステータスを確認します。全 Ceph Storage ノードが再起動されるまで、このプロセスを繰り返します。
完了したら、
ceph-mon
サービスを実行している Ceph Monitor または Controller ノードにログインし、クラスターのリバランスを有効にします。$ sudo cephadm shell -- ceph osd unset noout $ sudo cephadm shell -- ceph osd unset norebalance
注記マルチスタックまたは分散コンピュートノード (DCN) アーキテクチャーを使用している場合は、
noout
フラグとnorebalance
フラグの設定解除時に Ceph クラスター名を指定する必要があります。例:sudo cephadm shell -c /etc/ceph/<cluster>.conf -k /etc/ceph/<cluster>.client.keyring
。最終のステータスチェックを実行して、クラスターが
HEALTH_OK
を報告していることを確認します。$ sudo cephadm shell ceph status