10.5. スキップデプロイ識別子の使用
スタック更新操作中に、puppet はデフォルトで、すべてのマニフェストを再適用します。その結果、必要のない操作に時間がかかることがあります。
デフォルトの操作をオーバーライドするには、skip-deploy-identifier
オプションを使用します。
openstack overcloud deploy --skip-deploy-identifier
デプロイメントコマンドで DeployIdentifier
パラメーターの一意の ID を生成するのを希望しない場合は、このオプションを使用します。ソフトウェア設定のデプロイメントステップは、実際に設定が変更された場合にしか実行されません。このオプションの使用には注意が必要です。特定のロールをスケールアウトする時など、ソフトウェア設定の実行が明らかに不要な場合にしか使用しないでください。
注記
puppet マニフェストまたは hierdata に変更がある場合、--skip-deploy-identifier
が指定されている場合でも、puppet はすべてのマニフェストを再適用します。