2.5. アンダークラウドのリポジトリー
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 9.2 で Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) 17.1 を実行します。
リポジトリーを Red Hat Satellite と同期する場合は、特定バージョンの Red Hat Enterprise Linux リポジトリーを有効にすることができます。ただし、選択したバージョンに関係なく、リポジトリーは同じままです。たとえば、BaseOS リポジトリーの 9.2 バージョンを有効にすることができますが、リポジトリー名は、選択した特定のバージョンに関係なく rhel-9-for-x86_64-baseos-eus-rpms
のままになります。
ここで指定されたもの以外のリポジトリーはサポートされていません。別途推奨されない限り、以下の表に記載されている以外の製品またはリポジトリーを有効にしないでください。有効にすると、パッケージの依存関係の問題が発生する可能性があります。Extra Packages for Enterprise Linux (EPEL) を有効にしないでください。
コアリポジトリー
以下の表には、アンダークラウドをインストールするためのコアリポジトリーをまとめています。
名前 | リポジトリー | 要件の説明 |
---|---|---|
Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - BaseOS (RPMs) Extended Update Support (EUS) |
| x86_64 システム用ベースオペレーティングシステムのリポジトリー |
Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - AppStream (RPMs) |
| Red Hat OpenStack Platform の依存関係が含まれます。 |
Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - High Availability (RPMs) Extended Update Support (EUS) |
| Red Hat Enterprise Linux の高可用性ツール。Controller ノードの高可用性に使用します。 |
Red Hat OpenStack Platform for RHEL 9 (RPMs) |
| Red Hat OpenStack Platform のコアリポジトリー。Red Hat OpenStack Platform director のパッケージが含まれます。 |
Red Hat Fast Datapath for RHEL 9 (RPMS) |
| OpenStack Platform 用 Open vSwitch (OVS) パッケージを提供します。 |