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1.5. オーバークラウドでのフェンシングの無効化

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オーバークラウドを更新する前に、フェンシングが無効になっていることを確認します。

コントローラーノードの更新プロセス中にフェンシングが環境にデプロイされると、オーバークラウドは特定ノードが無効であることを検出し、フェンシング操作を試みる場合があります。これにより、意図しない結果が生じる可能性があります。

オーバークラウドでフェンシングを有効にした場合、更新中はフェンシングを一時的に無効にする必要があります。

手順

  1. アンダークラウドホストに stack ユーザーとしてログインします。
  2. stackrc アンダークラウド認証情報ファイルを入手します。

    $ source ~/stackrc
  3. 各コントローラーノードにログインし、Pacemaker コマンドを実行してフェンシングを無効にします。

    $ ssh tripleo-admin@<controller_ip> "sudo pcs property set stonith-enabled=false"
    • <controller_ip> は、コントローラーノードの IP アドレスに置き換えます。コントローラーノードの IP アドレスは、/etc/hosts または /var/lib/mistral で確認できます。
  4. fencing.yaml 環境ファイルで、EnableFencing パラメーターを false に設定し、更新プロセス中にフェンシングが無効のままとなるようにします。
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