1.2. 環境の Red Hat Enterprise Linux リリースへのロック
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) 17.1 は Red Hat Enterprise Linux 9.2 (RHEL) でサポートされています。更新を実行する前に、アンダークラウドおよびオーバークラウドのリポジトリーを RHEL 9.2 リリースにロックして、オペレーティングシステムが新しいマイナーリリースにアップグレードされないようにします。
手順
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アンダークラウドホストに
stack
ユーザーとしてログインします。 stackrc
アンダークラウド認証情報ファイルを入手します。$ source ~/stackrc
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RhsmVars
パラメーターが含まれるオーバークラウドのサブスクリプション管理用環境ファイルを編集します。通常、このファイルのデフォルト名はrhsm.yml
です。 サブスクリプション管理の設定で、
rhsm_release
パラメーターが含まれているかどうかを確認します。rhsm_release
パラメーターが存在しない場合は、追加して 9.2 に設定します。parameter_defaults: RhsmVars: … rhsm_username: "myusername" rhsm_password: "p@55w0rd!" rhsm_org_id: "1234567" rhsm_pool_ids: "1a85f9223e3d5e43013e3d6e8ff506fd" rhsm_method: "portal" rhsm_release: "9.2"
- オーバークラウドのサブスクリプション管理用環境ファイルを保存します。
すべてのノードでオペレーティングシステムのバージョンを RHEL 9.2 にロックするタスクを含む Playbook を作成します。
$ cat > ~/set_release.yaml <<'EOF' - hosts: all gather_facts: false tasks: - name: set release to 9.2 command: subscription-manager release --set=9.2 become: true EOF
set_release.yaml
Playbook を実行します。$ ansible-playbook -i ~/overcloud-deploy/<stack>/tripleo-ansible-inventory.yaml -f 25 ~/set_release.yaml --limit <undercloud>, <Controller>, <Compute>
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<stack>
をスタックの名前に置き換えます。 -
--limit
オプションを使用して、コンテンツをすべての RHOSP ノードに適用します。<undercloud>、<Controller>、<Compute> は、それらのノードを含む環境内の Ansible グループに置き換えます。これらのノードには別のサブスクリプションがある可能性があるため、Ceph Storage ノードに対してこの Playbook を実行しないでください。
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手動でノードを特定のバージョンにロックするには、ノードにログインして subscription-manager release
コマンドを実行します。
$ sudo subscription-manager release --set=9.2