1.4. セルデプロイメントのアーキテクチャー
director がインストールするデフォルトのオーバークラウドには、すべてのコンピュートノードが単一のセルとして含まれます。以下のアーキテクチャー図に示すように、セルをさらに追加してオーバークラウドをスケーリングすることができます。
単一セルデプロイメントのアーキテクチャー
デフォルトの単一セルオーバークラウドの基本的な設定および対話の例を以下の図に示します。
このデプロイメントでは、すべてのサービスが 1 つのコンダクターを使用して Compute API とコンピュートノード間の通信を行うように設定されます。また、1 つのデータベースに動作中の全インスタンスのデータが保管されます。
小規模なデプロイメントであれば、この設定で十分です。ただし、グローバルな API サービスまたはデータベースに障害が発生すると、高可用性の設定かどうかにかかわらず、Compute デプロイメント全体が情報を送受信できなくなります。
マルチセルデプロイメントのアーキテクチャー
カスタムのマルチセルオーバークラウドの基本的な設定および対話の例を以下の図に示します。
このデプロイメントでは、コンピュートノードは複数のセルに分割され、それぞれのセルは専用のコンダクター、データベース、およびメッセージキューを持ちます。グローバルなサービスは、スーパーコンダクターを使用して各セルと通信を行います。また、グローバルデータベースにはオーバークラウド全体に必要な情報だけが含まれます。
セルレベルのサービスは、グローバルなサービスに直接アクセスすることはできません。この分離により、セキュリティーが向上し、セルに障害が発生した場合のフェイルセーフ機能が得られます。
"default" という名前の最初のセルでは、Compute サービスを実行しないでください。その代わりに、コンピュートノードが含まれる各新規セルを個別にデプロイします。