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6.10. オーバークラウドのタイムゾーンの設定

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環境ファイルの TimeZone パラメーターを使用して、オーバークラウドのデプロイメントのタイムゾーンを設定することができます。TimeZone パラメーターを空にすると、オーバークラウドはデフォルトの UTC 時間に設定されます。

director は、タイムゾーンデータベース /usr/share/zoneinfo/ で定義されている標準タイムゾーン名を認識します。たとえば、タイムゾーンを Japan に設定する場合には、/usr/share/zoneinfo の内容を確認して適切なエントリーを特定してください。
$ ls /usr/share/zoneinfo/
Africa      Asia       Canada   Cuba   EST      GB       GMT-0      HST      iso3166.tab  Kwajalein  MST      NZ-CHAT   posix       right      Turkey     UTC       Zulu
America     Atlantic   CET      EET    EST5EDT  GB-Eire  GMT+0      Iceland  Israel       Libya      MST7MDT  Pacific   posixrules  ROC        UCT        WET
Antarctica  Australia  Chile    Egypt  Etc      GMT      Greenwich  Indian   Jamaica      MET        Navajo   Poland    PRC         ROK        Universal  W-SU
Arctic      Brazil     CST6CDT  Eire   Europe   GMT0     Hongkong   Iran     Japan        Mexico     NZ       Portugal  PST8PDT     Singapore  US         zone.tab

上記の出力にはタイムゾーンファイルおよび追加のタイムゾーンを含むディレクトリーが含まれます。たとえば、Japan はこの結果では個別のタイムゾーンファイルですが、Africa は追加のタイムゾーンファイルが含まれるディレクトリーとなっています。
$ ls /usr/share/zoneinfo/Africa/
Abidjan      Algiers  Bamako  Bissau       Bujumbura   Ceuta    Dar_es_Salaam  El_Aaiun  Harare        Kampala   Kinshasa    Lome        Lusaka  Maseru     Monrovia  Niamey       Porto-Novo  Tripoli
Accra        Asmara   Bangui  Blantyre     Cairo       Conakry  Djibouti       Freetown  Johannesburg  Khartoum  Lagos       Luanda      Malabo  Mbabane    Nairobi   Nouakchott   Sao_Tome    Tunis
Addis_Ababa  Asmera   Banjul  Brazzaville  Casablanca  Dakar    Douala         Gaborone  Juba          Kigali    Libreville  Lubumbashi  Maputo  Mogadishu  Ndjamena  Ouagadougou  Timbuktu    Windhoek

使用するタイムゾーンを決定した後には、環境ファイルで処理されるように名前を入力します。たとえば、「timezone.yaml」という名前のファイルにエントリーを追加して、タイムゾーンを Japan に設定します。
parameter_defaults:
  TimeZone: 'Japan'

次に、オーバークラウドのデプロイプロセスを使用して、テンプレートを実行して設定を適用します。
$ openstack overcloud deploy --templates -e timezone.yaml
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