10.4. コンピュートノードの再起動
コンピュートノードを個別に再起動して、OpenStack Platform 環境のインスタンスのダウンタイムがゼロになるようにします。この操作は、以下のワークフローに従って実行します。
- 再起動するコンピュートノードを選択します。
- インスタンスを別のコンピュートノードに移行します。
- 空のコンピュートノードを再起動します。
アンダークラウドから、全コンピュートノードとそれらの UUID を一覧表示します。
$ source ~/stackrc $ nova list | grep "compute"
再起動するコンピュートノードを選択してから、まず最初に以下のプロセスに従ってそのノードのインスタンスを移行します。
- アンダークラウドから、再起動するコンピュートノードを選択し、そのノードを無効にします。
$ source ~/overcloudrc $ nova service-list $ nova service-disable [hostname] nova-compute
- コンピュートノード上の全インスタンスを一覧表示します。
$ nova list --host [hostname]
- インスタンスの移行のターゲットホストとして機能する 2 番目のコンピュートノードを選択し、このホストには、移行されるインスタンスをホストするのに十分なリソースが必要です。無効化されたホストからターゲットホストに各インスタンスを移行する操作をアンダークラウドから実行します。
$ nova live-migration [instance-name] [target-hostname] $ nova migration-list $ nova resize-confirm [instance-name]
- コンピュートノードからすべてのインスタンスが移行されるまで、このステップを繰り返します。
重要
インスタンスの設定および移行に関する詳しい説明については、「オーバークラウドのコンピュートノードからの仮想マシンの移行」を参照してください。
以下の手順に従ってコンピュートノードを再起動します。
- コンピュートノードのログインしてリブートします。
$ sudo reboot
- ノードが起動するまで待ちます。
- コンピュートノードを再度有効化します。
$ source ~/overcloudrc $ nova service-enable [hostname] nova-compute
- リブートする次のノードを選択します。