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9.2. コンピュートノードの削除

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オーバークラウドからコンピュートノードを削除する必要がある状況が出てくる可能性があります。たとえば、問題のあるコンピュートノードを置き換える必要がある場合などです。

重要

オーバークラウドからコンピュートノードを削除する前に、ワークロードをそのノードから別のコンピュートノードに移行してください。詳しくは、「オーバークラウドのコンピュートノードからの仮想マシンの移行」を参照してください。
次に、オーバークラウド上でノードの Compute サービスを無効化します。これにより、ノードで新規インスタンスがスケジューリングされないようになります。
$ source ~/stack/overcloudrc
$ nova service-list
$ nova service-disable [hostname] nova-compute
$ source ~/stack/stackrc
オーバークラウドノードを削除するには、ローカルのテンプレートファイルを使用して overcloud スタックへの更新が必要です。最初に、オーバークラウドスタックの UUID を特定します。
$ heat stack-list
削除するノードの UUID を特定します。
$ nova list
以下のコマンドを実行してスタックからノードを削除し、それに応じてプランを更新します。
$ openstack overcloud node delete --stack [STACK_UUID] --templates -e [ENVIRONMENT_FILE] [NODE1_UUID] [NODE2_UUID] [NODE3_UUID]

重要

オーバークラウドの作成時に追加の環境ファイルを渡した場合には、オーバークラウドに、不要な変更が手動で加えられないように、ここで -e または --environment-file オプションを使用して環境ファイルを再度指定します。

重要

操作を続行する前に、openstack overcloud node delete コマンドが完全に終了したことを確認します。openstack stack list コマンドを使用して、overcloud スタックが UPDATE_COMPLETE のステータスに切り替わっているかどうかをチェックしてください。
最後に、ノードの Compute サービスを削除します。
$ source ~/stack/overcloudrc
$ nova service-list
$ nova service-delete [service-id]
$ source ~/stack/stackrc
ノードの Open vSwitch エージェントも削除します。
$ source ~/stack/overcloudrc
$ neutron agent-list
$ neutron agent-delete [openvswitch-agent-id]
$ source ~/stack/stackrc
オーバークラウドから自由にノードを削除して、別の目的でそのノードを再プロビジョニングすることができます。
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