5.3. プロファイルへのノードのタグ付け
各ノードのハードウェアを登録、検査した後には、特定のプロファイルにノードをタグ付けします。このプロファイルタグにより、ノードがフレーバーに照合され、次にそのフレーバーがデプロイメントロールに割り当てられます。アンダークラウドのインストール時に、デフォルトプロファイルのフレーバー
compute
、control
、swift-storage
、ceph-storage
、block-storage
が作成され、大半の環境で変更なしに使用することができます。
注記
ノードの多くが自動のプロファイルタグ付けを使用します。詳しい情報は、「付録C プロファイルの自動タグ付け」を参照してください。
特定のプロファイルにノードをタグ付けする場合には、各ノードの
properties/capabilities
パラメーターに profile
オプションを追加します。たとえば、2 つのノードをタグ付けしてコントローラープロファイルとコンピュートプロファイルをそれぞれ使用するには、以下のコマンドを実行します。
$ ironic node-update 58c3d07e-24f2-48a7-bbb6-6843f0e8ee13 add properties/capabilities='profile:compute,boot_option:local' $ ironic node-update 1a4e30da-b6dc-499d-ba87-0bd8a3819bc0 add properties/capabilities='profile:control,boot_option:local'
profile:compute
と profile:control
オプションを追加することで、この 2 つのノードがそれぞれのプロファイルにタグ付けされます。
またこのコマンドは、各ノードのブートモードを定義する
boot_option:local
パラメーターを設定します。
重要
director は現在、UEFI ブートモードはサポートしていません。
ノードのタグ付けが完了した後には、割り当てたプロファイルまたはプロファイルの候補を確認します。
$ openstack overcloud profiles list