E.3. Floating IP のためのネイティブ VLAN の使用
Neutron は、Neutron の外部のブリッジマッピングにデフォルトの空の文字列を使用します。これにより、物理インタフェースは
br-ex
の代わりに br-int
を使用して直接マッピングされます。このモデルにより、VLAN または複数の物理接続のいずれかを使用した複数の Floating IP ネットワークが可能となります。
ネットワーク分離環境ファイルの
parameter_defaults
セクションで NeutronExternalNetworkBridge
パラメーターを使用します。
parameter_defaults: # Set to "br-ex" when using floating IPs on the native VLAN NeutronExternalNetworkBridge: "''"
ブリッジのネイティブ VLAN 上で Floating IP ネットワークを 1 つのみを使用すると、オプションで Neutron の外部ブリッジを設定できることになります。これにより、パケットが通過するブリッジは 2 つではなく 1 つとなり、Floating IP ネットワーク上でトラフィックを渡す際の CPU の使用率がやや低くなる可能性があります。
次のセクションには、ネイティブ VLAN に外部ネットワークを指定する NIC 設定への変更が含まれます。外部ネットワークが
br-ex
にマッピングされている場合には、外部ネットワークを Horizon Dashboard およびパブリック API 以外に Floating IP にも使用することができます。