第3章 OpenStack HA 環境へのログイン
OpenStack HA 環境が稼働している状態で、director (アンダークラウド) システムにログインします。続いて、以下のコマンドを実行して stack ユーザーになります。
sudo su - stack
# sudo su - stack
そこから、対応する環境変数を読み込んで、アンダークラウドおよびオーバークラウドと対話することができます。アンダークラウドと対話するには、以下のコマンドを実行します。
source ~/stackrc
$ source ~/stackrc
同様に、オーバークラウドと対話するには、以下のコマンドを実行します。
source ~/overcloudrc
$ source ~/overcloudrc
アンダークラウドまたはオーバークラウド へのアクセスに関する詳細は、基本的なオーバークラウドへのアクセス を参照して ください。
ノードにアクセスして調査するには、まずノードに割り当てられている IP アドレスを確認します。そのためには、アンダークラウドと対話する必要があります。
参考のために、本ガイドで使用しているテスト環境で director によってデプロイされたノードの名前とアドレスを以下の表にまとめます。
| 名前 | アドレス |
|---|---|
| overcloud-controller-0 | 10.200.0.11 |
| overcloud-controller-1 | 10.200.0.10 |
| overcloud-controller-1 | 10.200.0.6 (仮想 IP) |
| overcloud-controller-2 | 10.200.0.14 |
| overcloud-compute-0 | 10.200.0.12 |
| overcloud-compute-1 | 10.200.0.15 |
| overcloud-cephstorage-0 | 10.200.0.9 |
| overcloud-cephstorage-1 | 10.200.0.8 |
| overcloud-cephstorage-2 | 10.200.0.7 |
独自のテスト環境では、同じアドレス範囲を使用しても、各ノードに割り当てられる IP アドレスは異なる場合があります。
オーバークラウドノードの IP アドレスがわかったら、以下のコマンドを実行してそれらのノードの 1 つにログインできます。この操作を実行するには、オーバークラウドと対話する必要があります。たとえば、overcloud-controller-0 に heat- admin ユーザーとしてログインするには、以下のコマンドを実行します。
source ~stack/overcloudrc ssh heat-admin@10.200.0.11
$ source ~stack/overcloudrc
$ ssh heat-admin@10.200.0.11
コントローラー、コンピュート、またはストレージシステムにログインした後には、そこで HA 機能についての調査を開始することができます。