2.19.3. コンピュート
RHOSO 18.0.0 をデプロイする前に、このリリースで導入されたコンピュート関連の更新内容を理解しておいてください。
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RHOSO 18.0.0 をデプロイする前に、このリリースで導入された新機能を理解しておいてください。
- Compute サービスがネイティブのセキュア RBAC をサポートするようになる
RHOSP 17.1 では、カスタムポリシーを使用してセキュアなロールベースのアクセス制御が実装されました。RHOSO-18.0.0 では、SRBAC の nova ネイティブサポートを使用してこれが実装されています。その結果、すべての OpenStack デプロイメントはデフォルトで ADMIN、MEMBER、および READER ロールをサポートします。
- Compute サービス API マイクロバージョン 2.90 および 2.94 を使用して Compute サービス (nova) インスタンスのホスト名を設定する
この機能拡張により、RHOSO の 18.0 リリースに含まれるようになった Compute サービス API マイクロバージョン 2.90 および 2.94 を使用して、Compute サービス (nova) インスタンスのホスト名を設定できるようになりました。
API マイクロバージョン 2.90 では、インスタンスの作成、更新、再ビルド時にオプションのホスト名を指定できるようになりました。これは短い名前 (ピリオドなし) で、メタデータ API または設定ドライブを通じて、ゲスト OS で使用可能なメタデータに表示されます。ゲストにインストールおよび設定されている場合、
cloud-initは、このオプションのホスト名を使用してゲストのホスト名を設定します。API マイクロバージョン 2.94 は、ホスト名を指定する場所で完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定できるようにすることで、マイクロバージョン 2.90 を拡張します。インスタンスのホスト名として FQDN を使用する場合は、メタデータ API のホスト名フィールドに正しい FQDN が表示されるように、
[api]dhcp_domain設定オプションを空の文字列に設定する必要があります。
- 専用 CPU 電源状態を管理する
[libvirt]cpu_power_management を True に設定することで、専用 CPU 電源状態を管理するように
nova-computeサービスを設定できるようになりました。この機能は、Compute サービスを [compute]cpu_dedicated_set で設定する必要があります。この設定では、インスタンスによって使用されるまで、すべての専用 CPU の電源がオフになります。これらを使用するインスタンスが起動されると、電源がオンになります。電源管理が設定されているが、[compute]cpu_dedicated_set が設定されていない場合、Compute サービスは起動しません。
デフォルトでは、電源ストラテジーは電源を切るときに CPU をオフラインにし、電源を入れるときに CPU をオンラインにしますが、別のストラテジーも可能です。代わりにガバナーを使用するには、[libvirt]cpu_power_management_strategy=governor を設定し、[libvirt]cpu_power_governor_low [libvirt]cpu_power_governor_high を使用して、オンラインモードとオフラインモードで使用するガバナーを指定します (パフォーマンスと節電)。
- v2.95 での STOPPED への退避
v2.95 マイクロバージョン以降では、退避されたインスタンスは宛先で停止されます。Operator は、v2.95 より下のマイクロバージョンを選択することで、以前の動作を引き続き使用できます。v2.95 より前では、仮想マシンが退避前にアクティブだった場合、退避に失敗するとアクティブな状態に復元されました。ハイパーバイザーの停止の結果としてワークロードで I/O 破損が発生した場合、ワークロードが単一の仮想マシンの障害を許容するクラスター化されたアプリケーションであった場合は、復元作業が困難になったり、さらなる問題が発生する可能性があります。このため、常に Stopped 状態に退避し、テナントが仮想マシンの復元方法を決定できるようにする方が安全であると考えられます。
- Compute サービスのホスト名の変更
Compute サービス (nova) を起動し、Compute ホストが名前の変更を検出した場合、ホスト名の変更の理由を知っておく必要があります。問題を解決したら、Compute サービスを再起動する必要があります。
- ポートが L2 ネットワーク接続のみを必要とする場合は、IP アドレスなしで neutron ポートを作成する
ネットワークバックエンドに L2 接続がある場合は、固定 IP アドレスを持たない
non-deferredポートを持つインスタンスを作成できるようになりました。RHOSP の以前のリリースでは、すべての neutron ポートに IP アドレスが必要でした。L3 ルーティングネットワークの場合、IP アドレスの割り当ては即時 (デフォルト) または延期される可能性があります。RHOSO 18.0 では、その要件は削除されました。ポートに L2 ネットワーク接続のみが必要な場合は、IP アドレスなしで neutron ポートを作成できるようになりました。
この機能を使用するには、仮想マシンインスタンスを作成するとき、または既存のインスタンスにポートを接続するときに使用するために nova に渡す前に、neutron ポートで
ip_allocation = 'none'を設定します。
- RHOSO 18.0.0 の Windows ゲスト向け libvirt XML への新たな機能
この更新により、Windows ゲスト向け libvirt XML に次の機能が追加されます。
- vpindex
- runtime
- synic
- reset
- frequencies
- tlbflush
ipi
これは既存の改善リストに追加されます。
- relaxed
- vapic
- スピンロックの再試行
vendor_id スプーフィング
- NUMA ノード上のインスタンスを管理するための新しいデフォルト
RHOSP 17.1.4 では、デフォルトでは NUMA ノードにインスタンスがパックされていました。
RHOSO 18.0 では、デフォルトが NUMA ノード間でインスタンスのバランスをとるように変更されました。デフォルトを変更し、NUMA ノードにインスタンスをパックするには、以下を設定します。
[compute] packing_host_numa_cells_allocation_strategy = Trueこれは、スケジューラーとコンピュートノードの nova.conf の両方で行います。
- ボリュームバックインスタンスを別のイメージで再ビルドする
この更新では、ボリュームバックインスタンスを別のイメージから再ビルドする機能が追加されました。
この更新前は、ブートボリューム内の元のイメージからのみボリュームバックインスタンスを再ビルドできました。
これで、Cinder 側のブートボリュームを再イメージ化した後、インスタンスを再ビルドできます。
この機能には、API マイクロバージョン 2.93 以降が必要です。
- 'task_log' データベースレコードをアーカイブする
この機能拡張により、
nova-manage db archive_deleted_rowsCLI に--task-logオプションが追加されます。--task-logオプションを使用すると、データベースのアーカイブ中にtask_logテーブルレコードがアーカイブされます。このオプションは、nova-operator データベースパージ cron ジョブのデフォルトです。以前は、データベースを手動で変更せずにtask_logテーブルを削除する方法はありませんでした。指定した
<date>より古いレコードに対しては、--task-logオプションを--beforeオプションとともに使用できます。updated_atフィールドは指定された<date>と比較され、アーカイブするtask_logレコードの経過日数を決定します。nova-computeを[DEFAULT]instance_usage_audit = Trueで設定すると、task_logデータベーステーブルは--task-log使用の監査ログを維持します。
- 仮想 IOMMU デバイスのサポート
Libvirt ドライバーは、ゲストに仮想 IOMMU デバイスを追加できます。この機能は、Q35 マシンタイプを使用する x86 ホストに適用されます。この機能を有効にするには、
hw:viommu_model追加仕様または同等のイメージメタデータプロパティーhw_viommu_modelを指定します。サポートされている値は、intel、smmuv3、virtio、autoです。デフォルト値はautoで、virtioが自動的に選択されます。注記vIOMMU によってオーバーヘッドが発生する可能性があるため、この機能は必要なワークロードに対してのみ有効にしてください。
server unshelveコマンドのその他のオプションこの更新により、RHOSO 18.0.0 の
server unshelveコマンドに新しいオプションが追加されました。--hostオプションを使用すると、管理者は宛先ホストを指定できます。--no-availability-zoneオプションを使用すると、管理者はアベイラビリティーゾーンを指定できます。どちらのオプションでも、サーバーがSHELVED_OFFLOADED状態であり、Compute API バージョンが2.91以上である必要があります。
bochslibvirt ビデオモデルのサポートこのリリースでは、
bochslibvirt ビデオモデルを使用する機能が追加されました。bochslibvirt ビデオモデルは、UEFI ゲストに最適なレガシーフリーのビデオモデルです。場合によっては、ゲストが直接の VGA ハードウェアアクセスに依存しない場合など、BIOS ゲストに使用できることもあります。
- Compute サービス (nova) セルから削除された行のアーカイブとパージをスケジュールする
nova-operator は、各 Compute サービス (nova) セルに対して定期的なジョブをスケジュールし、セルデータベースから削除された行をアーカイブしてパージするようになりました。ジョブの頻度と、アーカイブおよびパージするデータベース行の経過時間は、cellTemplates 内の各セルの
{{OpenStackControlPlane.spec.nova.template.cellTemplates[].dbPurge}}構造で微調整できます。