2.3.11.2. バグ修正
RHOSO 18.0.21 をデプロイする前に、このバージョンで導入されたバグ修正内容を理解してください。
- クォータオーバーフロー検出機能により、ボリューム作成時のデータベースエラーが防止される
今回のアップデート以前は、クォータ制限を -1 (無制限) に設定して大容量ボリュームを作成しようとすると、データベースの整数制限が原因でクォータ予約のオーバーフローが発生していました。これにより、データベースエラーが原因でユーザーが新しいボリュームを作成できなくなる事態が発生していました。今回のアップデートにより、データベースエラーを防止し、ボリューム操作を正常に完了できるように、Block Storage サービス (cinder) にクォータオーバーフロー検出機能が追加されました。
- NFS ドライバーがスナップショットを含むボリュームのサイズ変更操作を正しく管理するようになる
今回のアップデート以前は、スナップショットを含む NFS ボリュームのサイズを変更すると、アクティブなイメージファイルの仮想サイズが更新されず、Block Storage サービス (cinder) データベースと実際のイメージサイズとの間に不一致が生じていました。今回のアップデートにより、NFS ドライバーがスナップショットを伴うサイズ変更操作中に、Block Storage サービスデータベースとアクティブイメージの仮想サイズの両方が更新されるようになりました。
- 共有イメージを受け入れたときにイメージの所有権が変更されない
今回のアップデート以前は、
openstack image set --project <project_id> --accept <image_id>を使用して共有イメージを受け入れると、イメージの所有権が誤って受け入れ側のプロジェクトに移転されていました。元のイメージ所有者は、イメージへのアクセス権を失っていました。今回のアップデートにより、共有イメージを受け入れたときに、メンバーシップのステータスのみが更新され、元のイメージの所有権は保持されるようになりました。
- Image サービスが、認証情報のローテーション時に S3 シークレットキー内のスラッシュを正しく解析する
今回のアップデート以前は、AWS シークレットアクセスキーにスラッシュ (/) が含まれている場合、認証情報のローテーションによってデータベース内の URL が破損する可能性がありました。URL パーサーがスラッシュをパス区切り文字として誤って解釈していたため、S3 イメージのダウンロードが認証エラーで失敗する問題が発生していました。今回のアップデートにより、Image サービス (glance) がこのような URL を正しく解析するようになりました。
- iSCSI マルチパスストレージを使用したインスタンスの連続した起動が成功するようになる
今回のアップデート以前は、iSCSI マルチパスストレージを備えたデータプレーンノード上でインスタンスを繰り返し停止および起動すると、インスタンスの起動が頻繁に失敗していました。この問題は、ボリュームの接続解除と再接続操作の間で競合状態が発生するために発生していました。今回のアップデートにより、これらの操作におけるマルチパスデバイスの管理が改善され、iSCSI マルチパスが有効なストレージを使用している場合でも、インスタンスの起動が正常に完了するようになりました。
qemu-img convert実行前の宛先デバイスの確認今回のアップデート以前は、
/dev/でブロックデバイスが利用できない場合、ディスクイメージ変換ユーティリティー (qemu-img convert) は、宛先デバイスが存在するかどうかを確認せずにデータを作成して書き込んでいました。その結果、利用できないデバイスにファイルが書き込まれ、データ損失が発生していました。今回のアップデートにより、qemu-img convertを実行する前に宛先デバイスの存在を確認する機能が追加されました。これにより、ブロックデバイスが利用できない場合に/dev/にファイルが作成されることが防止されます。
- LVM デバイス管理用の RHEL
system.devicesファイル 今回のアップデート以前は、RHOSO 18 データプレーンの論理ボリューム管理 (LVM) デバイス管理に使用される RHEL
system.devicesファイルが常に存在するとは限りませんでした。LVM フィルタリングによって Block Storage サービス (cinder) ボリュームをマスクするには、このファイルが存在している必要があります。今回のアップデートにより、system.devicesファイルが存在しない場合は作成されるようになりました。
- Block Storage サービスの正確なクォータ管理
今回のアップデート以前は、
project-id引数が指定されていない場合、cinder-manage quota checkおよびcinder-manage quota syncコマンドが失敗し、Block Storage サービス (cinder) での正確なクォータ管理が妨げられていました。今回のアップデートにより、クォータ管理コマンドのエラーが修正されました。これにより、project-id引数が指定されていない場合でも、クォータ使用量が正確に管理されるようになりました。