3.6. 外部データベースへのカスタムの Process Server イメージのビルド


Process Server に外部データベースサーバーを使用し、そのサーバーが MySQL または PostgreSQL 以外の場合は、環境をデプロイする前に、このサーバー用のドライバーを使用するカスタムの Process Server イメージをビルドする必要があります。

このビルド手順を使用して、以下のデータベースサーバーのドライバーを提供できます。

  • Microsoft SQL Server
  • MariaDB
  • IBM DB2
  • Oracle データベース
  • Sybase

データベースサーバーのテスト済みバージョンは、「 Red Hat Process Automation Manager 7 でサポートされる構成 」を参照してください。

ビルド手順は、既存の Process Server イメージを拡張するカスタムイメージを作成します。ここでは、オリジナルイメージと同じバージョンタグを持つ openshift 名前空間の新しい ImageStream にこのカスタムイメージをプッシュします。

前提条件

  • cluster-admin ロールを持つユーザーとして oc コマンドを実行し、OpenShift 環境のプロジェクトにログインしている。
  • IBM DB2、Oracle Database、または Sybase の場合は、データベースサーバーベンダーから JDBC ドライバーをダウンロードしている。

手順

  1. IBM DB2、Oracle データベース、または Sybase の場合は、HTTP サーバーのローカルディレクトリーに JDBC ドライバーの JAR を提供します。ローカルディレクトリーまたは HTTP サーバーでは、以下のパスが期待されます。

    • IBM DB2 の場合: <local_path_or_url>/com/ibm/db2/jcc/db2jcc4/10.5/db2jcc4-10.5.jar
    • Oracle データベースの場合: <local_path_or_url>/com/oracle/ojdbc7/12.1.0.1/ojdbc7-12.1.0.1.jar
    • Sybase の場合: <local_path_or_url>/com/sysbase/jconn4/16.0_PL05/jconn4-16.0_PL05.jar

      <local_path_or_url> は、ローカルディレクトリーへのパス、またはドライバーを提供した HTTP サーバーの URL です。

  2. カスタムビルドのソースコードをインストールするには、Software Downloads ページから製品配信可能ファイル rhpam-7.1.0-openshift-templates.zip をダウンロードします。ファイルを展開し、コマンドラインで、展開したファイルの templates/contrib/jdbc ディレクトリーに変更します。
  3. 以下のサブディレクトリーを変更します。

    • Microsoft SQL Server の場合: mssql-driver-image
    • MariaDB の場合: mariadb-driver-image
    • IBM DB2 の場合: db2-driver-image
    • Oracle データベースの場合: oracle-driver-image
    • Sybase の場合: sybase-driver-image
  4. 以下のコマンドを実行します。

    • Microsoft SQL Server または MariaDB の場合:
    ../build.sh
    • IBM DB2、Oracle Database、または Sybase の場合:
    ../build.sh --artifact-repo=<local_path_or_url>

    <local_path_or_url> は、ローカルディレクトリーへのパス、またはドライバーを提供した HTTP サーバーの URL です。以下に例を示します。

    ../build.sh --artifact-repo=/home/builder/drivers
    ../build.sh --artifact-repo=http://nexus.example.com/nexus/content/groups/public

    プロセスに OpenShift の Docker レジストリーを設定する場合は、--registry=<registry_name.domain_name:port> パラメーターも build コマンドに 追加します。

    例 :

    ../build.sh --registry=docker-registry.custom-domain:80
    
    ../build.sh --artifact-repo=/home/builder/drivers --registry=docker-registry.custom-domain:80
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