20.3. 従業員名簿テナント
従業員名簿アプリケーションは、複数のテナントをサポートします。各テナントは、入力や名簿の出力など、独立したデータのセットです。1 つのテナントのデータを変更しても他のテナントへの影響はありません。テナントを切り替えて、独立したデータセットを複数使用できます。たとえば、複数の勤務地用に従業員の勤務表を複数作成できます。
インストール後には、工場や病院など、典型な企業タイプを表す、サンプルテナントが複数存在します。これらのテナントのいずれかを選択して、ニーズに合わせて変更できます。また、新規テナントを作成して、白紙の状態からデータを入力できます。
20.3.1. 従業員名簿テナントの変更
現在のテナントを変更できます。別のテナントを選択すると、表示されるすべての情報はこのテナントを参照し、行った変更はこのテナントにのみ影響します。
手順
- Employee Rostering アプリケーションの Web インターフェイスで、ブラウザーウィンドウの右上にあるテナントリストをクリックします。
- リストからテナントを選択します。
20.3.2. テナントの作成
新規テナントを作成して、白紙の状態からデータを入力できます。テナントの作成時には、複数のパラメーターを設定し、これらのパラメーターにより、アプリケーションがこのテナントの出力をどのように準備するかが決まります。
テナントパラメーターは、テナントの作成後に変更できません。
手順
- 従業員勤務表アプリケーション Web インターフェイスで新しいテナントを作成するには、ブラウザーウィンドウの右上隅で設定 (ギア) アイコンをクリックしてから Add をクリックします。
以下の値を設定します。
- 名前: 新規テナントの名前。この名前は、テナントの一覧に表示されます。
- 開始日のスケジュール: 最初のドラフト期間の開始日。勤務表を公開すると、この日付が公開期間の開始日になります。対象の日付で平日の場合はそのまま、ドラフト期間の開始日、特定の公開期間、ローテーションパターンの初回使用日が継承されます。そのため、通常、開始日は週の初め (日曜か月曜) に設定すると最も便利です。
- ドラフト期間の長さ (日数): ドラフト期間の長さ。ドラフト期間は、テナントの有効期限の長さと同じです。
- 公開通知期間 (日数): 公開通知期間の長さ。従業員がシフトの時間をもとに個人の生活をプランニングできるように、最低でも指定の日数前に勤務表の最終版を公開するように促します。現在のバージョンではこの設定は有効ではありません。
- 公開期間の長さ (日数): 勤務表を公開するたびに公開 (固定) される期間の長さ。現在のバージョンでは、この設定は 7 日に固定されています。
- ローテーションの長さ (日数): ローテーションパターンの長さ。
- タイムゾーン: 勤務表が適用される環境のタイムゾーン。このタイムゾーンは、ユーザーインターフェイスに表示される現在の日付を決定するのに使用します。
- Save をクリックします。
テナントは空白データで作成します。