第41章 スタンドアロン Business Central の設定および実行


Business Central スタンドアロンの JAR ファイルとして使用して、アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行できます。設定ファイルのサンプルを使用して、追加設定なしで Business Central スタンドアロン JAR ファイルを実行するか、要件に合わせてサンプルファイルをカスタマイズできます。

注記

この JAR ファイルは、Red Hat Enterprise Linux で実行している場合にのみサポートされます。

前提条件

手順

  1. ダウンロードした rhpam-7.10.0-addons.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。このアーカイブには rhpam-7.10.0-standalone-sample-configuration.zip ファイルが含まれます。
  2. rhpam-7.10.0-standalone-sample-configuration.zip ファイルを、rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar ファイルが含まれるディレクトリーに展開します。rhpam-7.10.0-standalone-sample-configuration.zip ファイルには、以下の設定ファイルのサンプルが含まれています。

    • application-roles.properties
    • application-users.properties
    • sample-standalone-config.yml

      設定ファイルで提供されるサンプルデータを使用して rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar ファイルを実行するか、要件に合わせてデータをカスタマイズできます。

  3. 設定データをカスタマイズするには、以下の手順を実行します。

    1. application-users.properties ファイルを編集します。管理ユーザーを含めます。また、この Business Central インスタンスが KIE Server の Process Automation Manager コントローラーになる場合は、Process Automation Manager コントローラーユーザーを含めます。以下に例を示します。

      rhpamAdmin=password1
    2. application-roles.properties ファイルを編集し、application-users.properties ファイルに含まれるユーザーにロールを割り当てます。以下に例を示します。

      rhpamAdmin=admin
      controllerUser=kie-server

      詳細は、「Red Hat Process Automation Manager ロールおよびユーザー」 を参照してください。

    3. sample-standalone-config.yml 設定ファイルの内容を確認し、必要に応じて更新します。
  4. Business Central スタンドアロン JAR ファイルを実行するには、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar -s sample-standalone-config.yml
  5. JAR ファイルの実行時にアプリケーションプロパティーを設定するには、コマンドに -D<PROPERTY>=<VALUE> パラメーターを追加します。ここで、<PROPERTY> はサポートされるアプリケーションプロパティーの名前で、<VALUE> はプロパティーの値になります。

    java -jar rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar -s sample-standalone-config.yml -D<PROPERTY>=<VALUE> -D<PROPERTY>=<VALUE>

    たとえば、Business Central を実行し、ユーザー controllerUser として KIE Server に接続するには、次のコマンドを実行します。

    java -jar {PRODUCT_FILE}-{URL_COMPONENT_CENTRAL}-standalone.jar \
    -s sample-standalone-config.yml \
    -Dorg.kie.server.user=controllerUser
    -Dorg.kie.server.pwd=controllerUser1234

    これにより、コンテナーを KIE Server にデプロイできます。詳細は、付録A Business Central システムプロパティー を参照してください。

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